最低人気馬が“買い”の府中牝馬Ｓ「ワイド総流しでも儲かる」

府中牝馬Ｓ：とっておき穴馬

穴のまさファイル　久光ＴＭ
サラキア
「前走はメンバーに恵まれたとはいえ、出遅れてこの馬本来の形の競馬ではなかったにもかかわらず、あの勝ちっぷり。いい頃の状態に戻ってきたと見ていいですね。先週は弟サリオスが楽勝し、自身も昨年のエプソムＣで２着があるように、東京１８００ｍはベストと言っていい舞台です。先を見据えた仕上げのラヴズオンリーユーが一本人気で、スタートさえ普通に出れば、トロワゼトワルの２番手が約束されるメンバー構成。しかも少頭数であれば、勝負になっていいはずです」

炸裂！穴の◎ビーム　編集・木谷
サムシングジャスト
「おそらく最低人気ですが、自信を持って推せるのがこの馬ですね。９着だった前走のクイーンＳは一見すると見所のない成績ですが、半年ぶりに加えて昇級初戦でしたし、最後方から大外を回るレース展開を考えると、勝ち馬からコンマ４秒差まで詰め寄っていたのは評価できます。２走前、３勝クラスを勝ち上がった時に負かした２着のサトノダムゼルは今夏の新潟記念で牡馬を相手に小差の５着ですから、通用の下地は十分と見ていいでしょう。前走時よりも状態は上がっている中で、主戦の松山Ｊに手綱が戻るのも強調材料です。キレ味勝負ではやや分が悪い傾向のあるヴィクトワールピサ産駒ですが、降雨の影響で馬場が渋る想定なのも良いですね。馬券のメインはワイドの予定ですが、総流しでも十分に儲かりそうです」

最低人気が予想されるサムシングジャスト(右奥)の一発に期待(写真は新馬勝ち時)