「あれれ?」なスタートも、そこは武豊 ★6つ評価エリザベスタワー

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欧州マイル王の仔は、どの距離の女王に エリザベスタワー

12/19(土)阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
エリザベスタワー 牝 馬体重:512kg
★★★★★★ 6点
騎手:武豊 厩舎:(栗)高野
生産:Shadai Farm (英)
馬主:社台レースホース
父Kingman
母Turfdonna(Doyen)

スタート直後、外にヨレて後方からの競馬に。慌てず脚を溜めていたが、直線入口でもやや外にふらつき気味。それでも、そこからグイグイと脚を伸ばして最後は流す余裕も見せつつの差し切り勝ち。ただ1頭、上がり3F33秒台の33秒6で上がってきた様に、能力は高そう。騎乗した武豊Jも「反応、乗り味が良く楽しみ」とコメント。まだまだ課題は残っているが、今後が楽しみな勝ちっぷりだ。

エリザベスタワー

4角12番手から差し切りVを決めたエリザベスタワー

馬体診断

512キロという馬体重の通り、雄大な馬格があり、牝馬とは思えないほど。これが爆発的な末脚の源泉であることは間違いなさそう。これほどの大型馬だがキッチリと仕上がっており、柔らかい脚捌きでパドックを周回していた。ただ、パドックでもレースでも舌を出していたり、まだ集中力の面では一息かも。幅のある馬体で一介のマイラーとも思えず、2000m位まではこなせる可能性も。

血統診断

父Kingmanは3歳時にマイルGIを4連勝し、欧州年度代表馬にもなった名馬で、産駒もマイラーが多い。母Turfdonnaは芝2200mの独オークスを勝利、その父Doyenはキングジョージの勝ち馬で、全5勝が芝2400m戦という血統。本邦でのKingman産駒はマイル以下で走る馬が多い印象だが、この馬の場合はマイル以上にも対応できる下地がある。

将来性まとめ→気性面の成長は欲しいが馬体・血統から来るポテンシャルは高い。力の要る馬場で真価を発揮する決め手の持ち主で、距離適性は1600m~2000mあたりか。

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