発表! 2歳馬チェックランキング・牝馬編 阪神JF出走馬の★評価も総復習

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阪神ジュベナイルフィリーズ

期待度と賞金面で一歩リードのメジャーエンブレム

 現時点での期待度と賞金面・実績面を兼ね揃えているのがメジャーエンブレムだろう。阪神JFでも上位人気が確実なこの馬が現2歳牝馬路線の中心にいるのは間違いない。初戦で2着に負かしたプランスシャルマンは芙蓉Sでプロディガルサンの2着の後、百日草特別を勝利。3着のハレルヤボーイはサウジアラビアRC、東スポ杯2歳Sでともに少差の5着。2戦目に負かしたマテラアリオンも中京2歳Sの2着馬と、牡馬を相手に高いパフォーマンスを発揮してきている。

 ダイワメジャー産駒ではあるが、母や全兄2頭の活躍した距離を考えると、2000m位でも力を出せると考えてもいい。現時点での賞金も十分で、余裕を持ったローテーションを組めるのもアドバンテージになる。

メジャーエンブレム

牡馬相手に連勝し能力を示したメジャーエンブレム(撮影:日刊ゲンダイ)

マイルなら流石の実力 アドマイヤリード

 メジャーエンブレムと同じく初戦で牡馬を蹴散らしたアドマイヤリードだが、2走前のファンタジーSは8着。それでもマイル戦に戻った前走の白菊賞ではカイザーバル、サプルマインド、ワントゥワンといった素質馬達を一蹴。改めて能力を示した。

 初戦で負かしたシルバーステートが、未勝利~紫菊賞を連勝。こちらも対戦比較面での裏付け要素は十分。400キロほどの小型馬だが、マイル路線なら十分に上位争いできる。

アドマイヤリード

素質馬が揃った白菊賞で2勝目をあげたアドマイヤリード(撮影:日刊ゲンダイ)