運命を左右するのは枠順？ 大一番有馬記念、データ班の◎はこの馬！

有馬記念

　ショウナンパンドラの回避で出走可能馬も二転三転、予想的にも二転三転となった有馬記念。枠順の公開抽選が注目を集めたが、今回はまずその枠順についてのデータを見ていきたい。

枠順別成績（平成以降の16頭立ての有馬記念が対象）
１枠〔２.１.１.21〕連対率 12.0%
２枠〔３.２.１.20〕連対率 19.2%
３枠〔１.６.２.15〕連対率 29.2%
４枠〔２.２.０.22〕連対率 15.4%
５枠〔２.１.１.21〕連対率 12.0%
６枠〔０.０.３.23〕連対率 0.0%
７枠〔２.１.５.19〕連対率 11.1%
８枠〔１.０.０.26〕連対率 3.7%

　次に枠ごとの１～３着馬の共通点やポイントを挙げると、

１枠→４角４番手以内、４番人気以内
２枠→４角６番手以内
３枠→９頭中６頭は４角６番手以下の差し馬
４枠→５番人気以内
５枠→４番人気以内
６枠→先行馬
　1997年３着　エアグルーヴ　通過順　５－３－２
　2000年３着　ダイワテキサス　通過順　５－４－２
　2010年３着　トゥザグローリー　通過順　３－３－２
７枠→差し馬かつ人気馬、３番人気以内〔１.１.４.３〕、６番人気以内〔２.１.５.５〕
８枠→マクリ系
　1989年１着　イナリワン　通過順　12－９－５
　※2009年４着　フォゲッタブル　通過順　13－10－５

　１～２枠の内枠は先行脚質の馬が活躍。３～５枠はそれほど脚質に拘る必要はないが、真ん中の４～５枠に関しては人気がひとつの指標に。最内の１枠と同様に揉まれやすい枠だけに、ある程度人気のある実力馬でないと厳しいものがあるのだろうか。

　一方、６枠は思い切って先行した馬に利がある。ただし、７～８枠ともなると流石に厳しくなってくる。外枠ならば差し系かマクリ系の馬でなければ厳しい。そう考えると、ゴールドシップの外枠は悪くないはず。