枠が明暗を分ける「おみくじ競馬」京都金杯 大吉ホースは…
京都金杯の計は枠順にあり
枠順が結果を大きく左右するレースで、お正月らしく「おみくじ競馬」という趣きさえあるのが京都金杯。過去10年の枠順別成績は以下の通り。
京都金杯の枠順別成績(過去10年)
1枠〔3.2.1.14〕
2枠〔2.1.1.16〕
3枠〔1.3.1.15〕
4枠〔2.3.2.13〕
5枠〔1.0.3.16〕
6枠〔1.0.0.18〕
7枠〔0.0.1.20〕
8枠〔0.1.1.19〕
6枠より外となると中々厳しいのが結果に現れている。開幕週でコーナー2つの競馬となると、内有利は必然。同じく過去10年の1月の京都開催初日の芝1200m~1800m(16頭立て以上)の枠順別成績を挙げてみる。
1月の京都初日、芝1200m~1800m戦の枠順別成績(過去10年、16頭立て以上)
1枠〔5.6.5.50〕
2枠〔5.2.4.55〕
3枠〔3.8.3.51〕
4枠〔3.4.8.51〕
5枠〔10.1.7.48〕
6枠〔5.3.2.54〕
7枠〔0.5.3.59〕
8枠〔2.4.2.59〕
同じように外枠は振るわない。ちなみに京都金杯で6~8枠から好走した馬の脚質は逃げ・追込・追込・差しと、極端な脚質であったことも頭に入れておきたい。ただ、基本的に外枠は割引材料だろう。
前走の距離における特徴は以下の通り。
距離延長〔2.1.3.34〕
同距離〔4.5.4.45〕
距離短縮〔4.4.3.52〕
距離延長組がやや不振で、しかも馬券に絡んだ6頭中5頭は阪神C組である。それほどサンプルが多いとは言えないが、その他の距離延長組は一歩引いて判断したい。
実績面での条件としては「京都コースで複勝率50%以上」か「マイル戦で複勝率50%以上」のどちらかを満たしていること。過去5年の連対馬すべてがコレをクリアし、3着馬も3頭がクリア。また、ディープインパクト産駒が強いレースでもあり、〔2.3.0.2〕という成績で、トーセンレーヴの7着、8着以外は完璧である。
斤量面では、過去10年の連対馬20頭中18頭が54キロ~57キロの範囲内。53キロ以下となると、流石に力不足のようで3着まで。一方、57.5キロ以上となると勝ち切れないようで、〔0.2.2.14〕という成績。トップハンデ馬が勝ったのも10年間で1回だけ、それも57キロで6頭横並びの年。重ハンデ馬を頭で買うのは避けたい。
◎は2枠3番を引いたシベリアンスパーブ。京都は1戦のみだが2着と、実績面は及第点。前走は1800mのチャレンジCで3着に好走しながら、54キロで臨めるのは良い。
○にはマジェスティハーツ。マイル戦では大崩れするシーンもあるが、関屋記念2着があり、トータルでは〔2.1.1.3〕。重賞2着4回で56キロも納得の斤量。5枠10番の枠順で外にいる有力差し馬より内で立ち回れるのは歓迎だろう。
△ケイティープライドと△ウインプリメーラは2枠4番、4枠7番を引いた。どちらも53キロだが、京都コース・マイル戦での複勝率が50%以上ある。特にケイティープライドはこのレースと相性の良いディー プインパクト産駒でもある。
外枠で押えるなら、マイル戦〔2.0.0.1〕で「逃げ」の選択肢もある57キロのテイエムタイホー。古馬と初対戦でキャリアも浅いが、京都コース〔2.0.0.1〕、マイル戦〔1.1.0.1〕で54キロのハンデで挑むタガノエスプレッソあたりか。
結論
◎シベリアンスパーブ
○マジェスティハーツ
△ケイティープライド
△ウインプリメーラ
△テイエムタイホー
△タガノエスプレッソ
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