「陣営も素質を高評価!」紫苑ステークスの軍資金集めはサンズオブタイムで決まり!

想定班レポート

 今年開業4年目の美浦・和田勇厩舎。前年は17勝を挙げて大きくジャンプアップしたが、今年は既に21勝(地方勝ちを含む)を挙げて、楽にキャリアハイ。所謂ノーザンファーム系の血統馬は少なく、個人馬主で勝ち星を挙げているのは立派。

 その背景には、スタッフの腕に依る処が大きい。助手の二枚看板は小島太厩舎に所属していた小島良助手。もう一人は尾形充厩舎に所属していた田中助手。マンハッタンカフェやグラスワンダーの背中を知る男達はやはり違う。その二人の他に、腕利きのスタッフに囲まれ、うまくタクトを振っている調教師の能力も確か。

 今、私が最も馬券的に信頼している厩舎であって、これからも長い付き合いになりそうだ。今週のオススメの一頭は、小島良助手も田中助手も評価する、土曜中山7R 3歳以上1勝クラス サンズオブタイム

サンズオブタイム

初勝利を挙げた中山1800mで待望の2勝目を狙うサンズオブタイム

 乗り難しい馬で走りは安定しないが、そこは和田勇厩舎。この中間は放牧に出してリフレッシュさせて、調教も一工夫。今、一番関東で乗れている、横山武騎手に依頼したのも勝負気配の表れ。ガラリ一変して良いハズだ!

 

筆者:


北海道生まれ 1998年入社。美浦の厩舎取材を担当。取材班らしく、あくまで情報を重視する予想スタイルで、あとは展開も。競馬を知ったのは、祖父が馬の生産、売買に関わる仕事をしていたことと、叔父が騎手(小島太)だったこともあって、幼少期から必然的に競馬を見ていて、当たり前の様にこの世界へ。趣味はパチンコ。