「キタサンブラック黄金配合」の可能性秘める!?　ビジュノワールに★６つ

単勝1.4倍に応える快デビュー　ビジュノワール

９/25(土) 中山５R 2歳新馬 芝1600m
ビジュノワール　牝　馬体重：442kg
★★★★★★　６点
騎手：Ｃ.ルメール　　厩舎：(美浦)中舘英二
生産：ノーザンファーム
馬主：吉田勝己氏
父：キタサンブラック
母：クーデグレイス（ホワイトマズル）

　急遽予定が早まりデビューすることになったが、牧場でキッチリ仕上げられたようで、入厩後の追い切りは３本でも中身は優秀。ウッドコースで終い11秒台前半を軽くマークするなど、質のいい動きが目立っていた。レースでもスタートを決めて、先行集団に取りつくとガッチリと抑えて、手応え十分の行きっぷり。直線で楽な手応えで前を行く馬をパスすると、早目先頭に立って後続の追撃を振り切ってみせた。スピードがあり、現時点では1600ｍあたりが合っていそうだ。

デビュー前から好時計を連発していたビジュノワールが見事に新馬勝ち！

・馬体診断
　パドックでは後肢の踏み込みが深く、外々をキビキビと回っており、440キロ台とは思えぬ雰囲気の良さが目立っていた。現状スピードが勝っているためマイル位が合っていそうだが、道中我慢することを教えていけば、首さしもスラっとしていて距離はもちそうなシルエットに映る。

・血統診断
　母はローズＳ３着の実績をもつクーデグレイス。仔出しも良く、上の兄姉は４頭が新馬戦を勝ち上がっており、その全てが２勝以上を挙げている。半姉グレイシアはデビュー２連勝、半兄ヘイルメリーはデビュー３連勝、半姉フラーズダルムは新馬勝ち～新潟２歳Ｓ３着と、早い時期から活躍の目立つ血統。さらに本馬の血統構成「父キタサンブラック × 母系にトニービン＆ダンシングブレーヴ内包」は、新馬戦を圧勝したイクイノックスの同じ配合で、今後、父キタサンブラックの黄金配合に成り得るかもしれない。

【将来性まとめ】→ デビューを急遽早めることにはなったが、難なく勝ち上がったようにポテンシャルは高い。早い時期から活躍を期待できる血筋で、上のクラスでも注目したい素質馬だ。