「絶対に負けない競馬」で“13頭連続”　ダンテスヴューに★６つ

期待の良血馬が２戦目で順当勝ち　ダンテスヴュー

10/2(土) 中京２R ２歳未勝利 芝2000m
ダンテスヴュー　牡　馬体重：458kg
★★★★★★　６点
騎手：川田将雅　　厩舎：(栗東)友道康夫
生産：ノーザンファーム
馬主：金子真人ホールディングス
父：キングカメハメハ
母：クロウキャニオン（フレンチデピュティ）

　新馬戦は逃げ馬を捉え切れず、勝利で飾ることはできなかったが、後方から上がり最速の33.1の末脚を繰り出し良血らしいポテンシャルの高さはみせた。仕切り直しとなった今回は、スタートを決めて道中も前目で流れに乗る正攻法の競馬を選択。比較的前半のペースは流れたが、４コーナーで外を回って進出すると、勝負所での反応も上々。抜群の瞬発力を披露し、２馬身半差をつけ初勝利を飾った。川田騎手も「絶対に負けない競馬をした」と振り返ったように、ここでは力の違いを見せつける走りだった。

期待の良血ダンテスヴューが２戦目でキッチリ勝ち上がり！

・馬体診断
　新馬戦よりも馬体が引き締まり、よりシャープな体つきに映った。それでもまだ腹回りに若干の余裕を感じたところから、まだまだ成長の余地は大きい。距離は延びて良いタイプで、クラシック路線を意識できる好素材。

・血統診断
　母クロウキャニオンは非常に優秀な繁殖で、この勝利により産駒が13頭連続で中央勝ち上がり。兄姉にはカミノタサハラ、ボレアス、ベルキャニオン、ヨーホーレイクといったクラシック路線、重賞戦線を沸かせた馬も多い。父ディープインパクトが続いていたが、初仔キラウエア以来である父キングカメハメハというのもトピックのひとつ。

【将来性まとめ】→ 操縦性の高さと反応の良さ、長くいい脚を使える点から2000～2400ｍといった距離に適性を感じさせる。兄たちがクラシック路線で活躍したように、今後の飛躍を期待できる好素材。