横山典「後方ポツン」炸裂でまさかの未勝利馬Ｖ　12月25-28日の★評価一覧

2021年12月29日(水)17:18 優馬2歳馬チェックチーム

優馬2歳馬チェック

先週の新馬・未勝利勝ち（６点以上）※初勝利含む

12/26 (日) 中山４R ２歳未勝利芝2000m
デインティハート　牝　馬体重：498kg
★★★★★★　６点
騎手：Ｍ.デムーロ　　厩舎：(美浦)黒岩陽一
生産：白老ファーム
馬主：Ｇ１レーシング
父：エピファネイア
母：スペルバインド（ゴールドアリュール）
デインティハートの詳細記事

12/25 (土) 阪神９R 万両賞芝1400m
マテンロウオリオン　牡　馬体重：486kg
★★★★★★★　７点
騎手：横山典弘　　厩舎：(栗東)昆貢
生産：ムラカミファーム
馬主：寺田千代乃氏
父：ダイワメジャー
母：パルテノン（キングカメハメハ）

　オークス馬レディパステルが祖母の期待馬。初戦は口向きの難しさがあって敗れはしたが、師の評価はかなり高い馬で意欲の格上挑戦。厩舎と蜜月関係にある横山典弘騎手にバトンタッチし、迎えたレースでも思い切った後方待機策。直線では大外一気に伸びて、勝ちパターンのアルーリングウェイをゴール前でキッチリと捉えてみせた。馬群から離した効果もあって道中はノビノビと走り、口向きの難しさも見せなかったのはさすが横山典弘騎手といったところ。上がりは勿論メンバー最速だが、最終週の馬場で33秒4の脚を使うのだから相当な能力がありそう。陣営の強気な選択が功を奏し、新馬戦の時から思い描いていた次走予定のシンザン記念も楽しみになったといえる。

豪脚一閃！初勝利を特別戦で飾ったマテンロウオリオン

12/28 (火) 中山４R ２歳未勝利芝1800m
レッドモンレーヴ　牡　馬体重：494kg
★★★★★★　６点
騎手：C.ルメール　　厩舎：(美浦)藤沢和雄
生産：ノーザンファーム
馬主：東京ホースレーシング
父：ロードカナロア
母：ラストグルーヴ（ディープインパクト）

　祖母に名牝エアグルーヴを持つ良血馬。新馬戦は少数精鋭のメンバーで逃げてクビ差２着と惜敗したが、後続には３馬身差と素質の片鱗を覗かせていた。続く２戦目の今回は好スタートから控える形でルメール騎手が競馬を覚えさせながらの追走。道中外から来られた時に、若干のハミ抵抗こそあったが、その後は折り合いもスムーズ。直線で外に持ち出すと、手前を替えてからギアも上がり先行集団を一気に捉え切った。上がり３Ｆはメンバー最速の34秒7。ロードカナロア産駒だが母系が中距離血統のため距離の融通は利きそうで、先々が楽しみな好素材。来春に定年となる藤沢和厩舎の管理馬だが、転厩前に重賞を勝てるだけの素質は十分ありそうで今後の動向に注目したい。