コマンドラインの敗因は距離か体調か 人気2頭で分かれた明暗

佐藤直文 レース回顧
ホープフルS

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有馬と同じ勝負服で同じ鞍上 キラーアビリティが新たな年の主役へ

 有馬記念の余韻も冷めやらぬうちに行なわれた今年の掉尾を飾る一戦。近年の傾向からも来春のクラシックに直結するレースとなるが、その有馬においてエフフォーリアの現役最強の座を揺るぎないものとした鞍上が、いずれはその座を脅かすかもしれない馬に同じ勝負服を纏って勝利を導く形となった。

 そのキラーアビリティ。前半1000m60秒1の平均ペースを、好位3番手でスムーズに折り合う形。前走も力みっぱなしで気難しい面を見せていたが、このあたりは2週連続で追い切りに跨った横山武騎手が、テン乗りでもしっかりとコンタクトを取れていたことの証だろう。直線を向いて追い出されると、全く危なげなく抜け出しての完璧な勝利で、来春の主役の候補に名乗りを上げる形となった。

キラーアビリティ

2番人気キラーアビリティが理想的なレース運びで快勝

 2着ジャスティンパレスは、道中は勝ち馬を前に見る形で運び、直線でもそれを目標にしっかりと脚を伸ばしたが、及ばなかったのは現状の力の差だろう。

 3着ラーグルフは、プラス14キロの馬体はそっくり成長分で、状態の良さが目立っていた。4コーナー手前での手応えは外にいた勝ち馬と遜色がなく、決め手にもうワンランク磨きがかかれば、クラシック戦線でも十分に戦える存在となりそうだ。

 4着フィデルは、後方からの競馬となったが、4コーナーでインを回って挽回し、直線でも伸び脚は目立っていた。まだ成長途上と言えそうだが、川田騎手が惚れ込むだけの素質はある。

 コマンドラインは、体調面でどうだったか、と思える負け方。1週前の追い切りがやり過ぎの感も受けたように、この時期の調整の難しさを露呈したと言えそうだ。いずれにしろ、距離云々以前の問題だったように思う。サトノヘリオスは、4コーナーまでの手応えは良かったものの直線でサッパリ。連続してのレコード走、しかも前走からは中1週での反動が出たと見るべきだ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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