“ウマ娘”藤田晋オーナーの期待馬フェイト「福永×矢作厩舎×リアルスティールの仔」で夢を叶えるか【2歳馬チェック】
1頭だけ“次元の違うキレ味”で5馬身差V フェイト
8/6 (土) 新潟5R 2歳新馬 芝1800m
フェイト 牡 馬体重:478kg
★★★★★★★ 7点
騎手:福永祐一 厩舎:(栗東)矢作芳人
生産:ノーザンファーム
馬主:藤田 晋 氏
父:リアルスティール
母:サンタフェチーフ(ヴィーゼンプファート)
デビュー前の稽古では交流GI勝ちのあるダノンファラオと併せて、馬なりでアオる動きを見せていた本馬。レースではゲートの駐立に難はあったが、好発を決めると流れに乗って運ぶ。バックストレッチの長い新潟外回りだけに、多少行きたがる素振りを見せたが、なだめるとハミも抜けて折り合いはスムーズ。直線に入り、他馬の鞍上の手が動くところをただ一頭持ったままの手応えで加速すると、軽く見せムチをした程度で楽に抜け出して後続に5馬身差をつける完勝劇をみせた。上がり3Fもメンバー最速で、かつ他馬よりコンマ7秒以上も速く、瞬発力の差を決定付ける数字だった。跨った福永騎手も「じっくり育てていけばクラシックに乗せていける」と高評価で、将来が楽しみ。
・馬体診断
馬体重は478キロ。体型的にもコロンとした体つきで、まだ成長途上といった印象。それでも調教、レースと高い資質を感じさせる走りを披露したように、これからトモがパワーアップし馬体が完成してくれば先々が楽しみな好素材。現状、気性的な不安もみられず父よりも精神的には安定している様子。操縦性も高く、距離に関しては融通が利きそうで、クラシックディスタンスを意識できそうだ。
・血統診断
同じ矢作厩舎でデビューした父リアルスティールは、ドバイターフなど重賞3勝。福永騎手とのコンビで皐月賞2着、ダービー4着、菊花賞2着とクラシック制覇にあと一歩及ばなかったが、ドゥラメンテ・キタサンブラックといった同世代の強豪相手に肉薄した実力は本物。今年が初年度産駒となる仔どもたちには当然、父が果たせなかったクラシック制覇に期待が膨らむ。本馬はさらに伯母に独オークス馬サロミナがおり、従兄姉には朝日杯FS勝ち馬サリオス、有馬記念2着のサラキアといった実力馬が名を連ねる、母系の質の高さも魅力。
【将来性まとめ】→ 父と同じ「福永祐一×矢作芳人厩舎」というコンビで、ウマ娘でもお馴染み藤田晋オーナーの所有馬となれば、ファンも当然のように注目する一頭。まだ緩さが残り、完成途上の中でも1頭だけほぼ馬なりで突き抜けてしまうのだから素質はかなり高い。距離が延びて良さそうなタイプでもあり、クラシック路線を強く意識できる。
菅TM
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