「ルメール騎手も勝ちっぷりを絶賛!」ティファニードンナに★7つ【2歳馬チェック】
オークス狙える好素材! ティファニードンナ
9/17 (土) 中山5R 2歳新馬 芝1800m
ティファニードンナ 牝 馬体重:492kg
★★★★★★★ 7点
騎手:C.ルメール 厩舎:(美浦)木村哲也
生産:三嶋牧場
馬主:三木 正浩 氏
父:ドゥラメンテ
母:オピュレンス(ジャイアンツコーズウェイ)
大外枠から上々のスタートを決め、好位3番手から運ぶ正攻法の競馬。テンションが上がりやすいタイプだけに折り合い面に着目していたが、道中はストレスのかからないポジションで運べたこともありスムーズに追走できていた。直線は2頭のマッチレースになったが、ステッキが入ってビッシリと追われたスノードームとは対照的に、本馬はノーステッキでまだ余力も十分。ゴール前でキッチリと捉えて着差こそクビ差だが、力の違いを見せつけるような奥のある勝ちっぷり。レースの上がり3Fのラップも〔12.0-11.4-11.2〕と加速ラップを踏む中、上がり最速をマークし差し切る中身の濃いレース内容。コンビを組んだルメール騎手の評価も高く、先々まで楽しみな一頭。
・馬体診断
馬体重は492キロ。牝馬らしからぬ馬格があり、体高も高く見栄えのする好馬体の持ち主。フットワークもしなやかで綺麗な跳びをするため、軽い馬場の瞬発力勝負がピッタリ。気性的に昂ぶりやすい面があるだけに、馬込みで揉まれる形になった時にどれだけ平常心を保ってレースができるかが今後クリアすべき課題のひとつだろう。
・血統診断
父ドゥラメンテ。カジノドライヴの半姉にあたる祖母ラグズトゥリッチズは、牝馬として102年ぶりにベルモントSを制した名牝。質の高い牝系に、今は亡き二冠馬とのカップリングで繁殖としての価値も高く、先々まで楽しめそうな血統馬。気性的な課題さえ克服できれば、距離は2000~2400mまでもつだろう。
【将来性まとめ】→ 同じ「ルメール騎手×木村厩舎」のタッグで、東京で初陣を飾ったウンブライルよりも距離はもちそう。桜花賞よりもこちらはオークス向きのタイプで、心身ともに順調に成長していければクラシック路線で有力の一頭となる可能性は十分ある。
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