「怪物の２着」２戦目で順当勝ちクルゼイロドスルの評価は？ 10月22-23日の★評価一覧【２歳馬チェック】

2022年10月25日(火)16:37 優馬2歳馬チェックチーム

優馬2歳馬チェック

先週の新馬・未勝利勝ち（６点以上）

10/23 (日) 東京５R ２歳新馬芝1800m
ガストリック　牡　馬体重：516kg
★★★★★★　６点
騎手：永野猛蔵　　厩舎：(美浦)上原博之
生産：栄進牧場
馬主：前田幸治氏
父：ジャスタウェイ
母：エーシンエポナ（カーリン）
ガストリックの詳細記事

10/23 (日) 東京２R ２歳未勝利芝1600m
クルゼイロドスル　牡　馬体重：466kg
★★★★★★　６点
騎手：Ｍ.デムーロ　　厩舎：(栗東)高橋義忠
生産：ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主：ゴドルフィン
父：ファインニードル
母：スタリア（アルカセット）

　新馬戦は〔10.9－10.2－10.9〕と破格のレースラップを記録したハイレベルなレース。勝ち馬リバティアイランドは強かったが、そこで２着に好走した本馬の実力もなかなか。レースは出遅れて後方からの位置取りになったが、終始外々を回りながら力で捻じ伏せるような勝ちっぷりを披露。上がりはメンバー唯一の33秒台でまとめ、勝ち時計も同開催のサウジアラビアＲＣとコンマ１秒差の好タイム。初戦、２戦目のレース内容から昇級でもクラスの壁は感じない。マイル路線で注目の一頭といえる。

力の違いを見せつけるように豪快に突き抜けたクルゼイロドスル

10/22 (土) 阪神２R ２歳未勝利芝1200m
ルーフ　牝　馬体重：486kg
★★★★★★　６点
騎手：坂井瑠星　　厩舎：(栗東)清水久詞
生産：坂本智広氏
馬主：白日光氏
父：ダイワメジャー
母：ラスエモーショネス（ファストネットロック）

　東京遠征から中１週で臨んだ今回はスタートを決めて、スピードの違いでハナへ。前半マイペースで運べた事もあるが、直線ではグングンと後続を引き離して、持ったままで４馬身差の圧勝劇。ここでは力が違いすぎた。前走は1400ｍで距離の分伸び負けたが、1200ｍの新馬戦で上がり３Ｆ加速ラップで流れるところを直線一気で強襲したように、やはり1200ｍの適性は非常に高い。牝馬ながら馬っぷりが良く現時点でもスピードセンスは秀でており、1200ｍ路線ならかなり出世を期待できそうな好素材だ。

高いスプリント適性を魅せたルーフ

10/22 (土) 東京３R ２歳未勝利芝2000m
サスツルギ　牡　馬体重：482kg
★★★★★　５点
騎手：Ｃ.ルメール　　厩舎：(美浦)木村哲也
生産：ノーザンファーム
馬主：サンデーレーシング
父：ハーツクライ
母：スノーパイン（ダラカニ）

　スプリンターズＳの勝ち馬タワーオブロンドンの半弟。こちらは父がハーツクライのためかそこまでスピードに秀でたタイプではなく、ゆったり運べる中距離が合っている。レースは出遅れて後方からになったが、道中で押し上げて中団へ。操縦性の高さが窺えた。新馬戦同様エンジンの掛かりは遅いが、2000ｍに距離が延びたのも奏功し、ゴール前で一気に前を捕らえて見事に初勝利を飾った。成長力のある父の産駒でもあり、牝系も優秀。ここから馬は更に良くなってきそうで、来春が楽しみな良血馬。

良血馬サスツルギが末脚一閃２戦目でキッチリ決めた

10/23 (日) 阪神５R ２歳新馬芝1800m
ドクタードリトル　牡　馬体重：464kg
★★★★★　５点
騎手：松山弘平　　厩舎：(栗東)今野貞一
生産：社台ファーム
馬主：谷掛龍夫氏
父：デクラレーションオブウォー
母：ブルックデイル（キングカメハメハ）

　スタート五分もトモのハマりが遅く後方からの追走。４角10番手から直線入り口では進路確保に苦労したものの、内回りとの合流点で巧く最内を突いて前を射程圏に入れると、一気に突き抜けて２馬身差の快勝。馬込みの狭いところを割って伸びてこれたように、初戦としては収穫の大きい一戦。新馬戦らしく着差の付きにくいスローからの瞬発力勝負で、後続につけた２馬身差は決定的ともいえ、先々が楽しみになる勝ちっぷりだった。菊花賞当日の芝1800ｍの新馬戦は、出世レースの呼び声高い新馬戦でもあり、今後も要注目だ。