「ド派手に６馬身差Ｖ」逃げて上がり最速で突き抜けたタッチウッドに★６つ【優馬２歳馬チェック】

世界の名手を背にデビューＶ　タッチウッド

11/20 (日) 阪神４R ２歳新馬 芝2000m
タッチウッド　牡　馬体重：524kg
★★★★★★　６点
騎手：Ｒ.ムーア　　厩舎：(栗東)武幸四郎
生産：村田牧場
馬主：吉田 和美 氏
父：ドゥラメンテ
母：アメージングムーン（アドマイヤムーン）

　スタートから押してハナを主張。1000ｍ通過63秒１とゆったりしたペースに落とすと、徐々にギアを上げて〔11.8－11.0－11.2〕のハイラップでまとめて、見事にデビュー勝ちを決めた。後続に６馬身差をつけたように、血統通りのスピードセンスで他馬を圧倒してみせた。まだ馬体に余裕もみられたように仕上がり途上、次走以降更に馬体が引き締まってくればより動けるはずだ。現状、精神面に不安はないが、速い流れや控える競馬でどれだけやれるかが、上へ行っての課題となりそう。

ムーア騎手とのコンビでデビュー戦を楽勝！タッチウッド

・馬体診断
　524キロの数字が示す通り、どっしりとした造りで体型的にはマイラーっぽさも感じるが、持久力があり中距離にも対応可能。大型だがキャンターに行くと重苦しさはなく、素軽いフットワークで操縦性も高い。

・血統診断
　父ドゥラメンテ。母アメージングムーンは、スプリントGＩ春秋制覇を果たしたローレルゲレイロの半妹で、自身もフェアリーＳ３着の実績をあげた。半兄ノースブリッジはエプソムＣの勝ち馬で、筋の通った牝系出身。兄同様にスピードの持続力に優れており、競馬を使ってもテンションが上がり過ぎなければ、距離は延びても大丈夫そう。

【将来性まとめ】→ マイペースの逃げから、メンバー最速の上がりを使って６馬身差をつける圧勝劇。次走以降は、テンの速い流れや控える競馬でどれほどの脚を使えるかがポイントとなってきそう。そういった部分をクリアできれば、将来的にも楽しみ。