「厩舎の先輩スターズオンアースに続け!」デビュー戦を完勝したセリオーソに★6つ【2歳馬チェック】

優馬2歳馬チェック

加速ラップを楽に3馬身差V セリオーソ

12/17 (土) 中山5R 2歳新馬 芝2000m
セリオーソ 牝 馬体重:434kg
★★★★★★ 6
騎手:三浦皇成  厩舎:(美浦)高柳瑞樹
生産:清水牧場
馬主:Viridian Keiba Club
父:ディープブリランテ
母:エバーグレーズ(シンボリクリスエス)

 デビューから中山2000mの多頭数と、華奢な2歳牝馬には多少過酷な状況下ではあったが、発馬で後手を踏むも中団でスムーズに流れに乗れていた。道中の折り合いもシッカリついて、直線で進路を確保すると鋭く反応。メンバー最速の上がり35秒4をマークし、豪快に突き抜けてみせた。ラストも〔12.5-11.9-11.8〕と加速ラップを踏む中、余力十分に差し切っており、決め手は上のクラスでも通用するモノを秘めている。

セリオーソ

鞍上も素質を高く評価したセリオーソが新馬V

・馬体診断
 馬体重は434キロとコンパクトな造りだが、牝馬らしい素軽さがありキレのある動きに長けている。気性的な不安材料も少なく、現時点でも完成度は高い。成長と共にトモがパンとしてくれば、更なるパフォーマンスアップを期待できそうだ。

・血統診断
 父はディープブリランテ。母はエバーグレーズ。兄姉に目立った活躍馬こそいないが、近親には武蔵野Sを勝ったシーキングザベストがおり、牝系を辿ると米重賞ウイナーも多数、底力を秘める血統だ。

【将来性まとめ】→ 厩舎の期待通りにデビュー戦を快勝。加速ラップの流れを、馬群を捌いて一気に突き抜けたように瞬発力は非凡。先々に期待が膨らむ優秀なレース内容だった。