圧倒的１番人気に応えたエフフォーリアの妹ペリファーニアに★６つ【２歳馬チェック】

兄と同じ「横山武×鹿戸雄厩舎」のタッグ　ペリファーニア

12/25 (日) 中山６R ２歳新馬 芝1600m
ペリファーニア　牝　馬体重：496kg
★★★★★★　６点
騎手：横山武史　　厩舎：(美浦)鹿戸雄一
生産：ノーザンファーム
馬主：キャロットファーム
父：モーリス
母：ケイティーズハート（ハーツクライ）

　スタートを決めて好位馬群の後ろで脚をタメようとしたが、前の馬が挟まれる形になり下がってきたことで一旦はブレーキをかけるロス。それでも巧く外目に出して対処し、折り合いをつけると徐々に前を射程圏に入れて一気にスパート。残り１Ｆで先頭に立つと、２着馬の追撃を２馬身差振り切って見事にデビュー勝ちをおさめた。上がりもメンバー最速で、３着以降は５馬身以上も離しており、強さ際立つレースぶりだった。少しノドが鳴るところもあるようだが、それでいてこの圧巻のパフォーマンス。兄と同じくポテンシャルは高い。

厩舎ゆかりの良血馬ペリファーニアが初陣Ｖ

・馬体診断
　牝馬ながら体格に恵まれ、馬体重は496キロとボリューム感のある体つき。馬体が引き締まって筋肉のメリハリが出てくれば、更なるパフォーマンスＵＰを期待できる。気が強い面もあり、競馬を使っていく毎にテンションが上がり過ぎないか気掛かりではあるが、マイルなら大丈夫そう。

・血統診断
　父はモーリス。母はケイティーズハート。半兄に皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念のＧＩ３勝を挙げ、年度代表馬に輝いたエフフォーリアがいる。本馬は父・性別も違うだけに距離適性は異なるが、兄譲りの優れた瞬発力を有している。

【将来性まとめ】→ 厩舎ゆかりの良血馬が、見事にデビュー勝ち。兄エフフォーリアとは、タイプこそ異なるものの瞬発力やレースセンスは上々。心身ともに順調に大人になっていけば、将来的にも楽しみな一頭。