【フェアリーS回顧】実績馬キタウイングVも“11番人気” 改めて痛感「冬の牝馬戦の難しさ」

佐藤直文 レース回顧
フェアリーS

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人気薄に反発しての重賞2勝目 キタウイング

 例年1勝馬がメンバーの大半を占めることもあってか、1勝馬強しのイメージもあるレースだが、3頭しか出走していなかった2勝馬同士のワンツーで、しかも唯一の重賞勝ち実績のある馬が勝ったにもかかわらずの大波乱決着。人気各馬がポテンシャル通りに走れなかったことは確かだろうが、改めてこの時期の牝馬戦の難しさを痛感させられた一戦だった。

 キタウイングは、年明けから続く内有利の馬場傾向にあって厳しい外枠だったが、出遅れたことでスッと内に潜り込めた。序盤に好位から中団までゴチャ付く展開も全くやり過ごせたことでリズム良く追走し、勝負どころからは距離ロスなくポジションを上げて4コーナーでは射程圏に。そのままラチ沿いのスペースを突き抜けての快勝は、キャリアの差も十分にアピールする走りだった。

キタウイング

11番人気に甘んじたキタウイングが猛反発の最内強襲

 2着メイクアスナッチは、スタートが一息だったこともあったが、距離延長もあって序盤に無理をしなかったのが功を奏したか。4コーナーで外を回った馬の中で掲示板に載ったのはこの馬だけだったが、距離にメドを立てたことで今後も楽しみになる走りだった。

 3着スピードオブライトは、最内枠からスタートを決め、行きたい馬を行かせる形で自分の競馬ができていた。結果的には少しペースも速かったとはいえ、微妙に長いかと思える距離で踏ん張れたのは、能力だろう。

 4着ブラウンウェーブは、これまた初のマイル戦で前半は控える形となったが、直線で外へ持ち出してからの伸びは目立っていた。距離も全く問題ないタイプだろう。

 ミッシシッピテソーロは、今日の速い流れでも力みが見られ直線でも進路の確保に苦労した形。GI帰りで体調面も一息だったか。ディナトセレーネは、出して行って好位をキープしたが、直線半ばで失速。ペースが速かったとはいえ物足りない走りだった。ヒップホップソウルは、道中で再三ゴチャ付く厳しい競馬を強いられたことで、全く本来の力を発揮できなかったもの。このあたりは経験不足が露呈した形だろう。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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