「１月は５勝の固め打ち！」年明けから快進撃が続く牧浦厩舎の好調のワケ

いつもはスロースタートで春先から徐々に勝ち星が上がっていく牧浦厩舎だが、今年はちょっと違う。先週３勝と星を延ばし１月は５勝をマークした。

－昨年は24勝、ノルマを達成できました－
牧浦師「そうですね。もう少し勝てたかなとも思いますが、月に２勝のノルマをしっかり達成できてホッとはしています。最後まで本当にスタッフが良く頑張ってくれたおかげですね」

－もう５勝できましたし３月までゆっくりできますね－
「ホントですね。勝てる時に勝たせて貰えて良かったです。特に先週は雪で調整が難しかった週だけに大きかったように思います。馬房数が増えている訳でもないですし、馬が他の馬に変わった訳でもないですから。与えられた升で今まで通りコツコツと欲を出さずに頑張っていこうと思っています」

－１勝するのは本当に難しいですしね－
「年間を通せば勝てる数なんてそんなに変動はないですし、そういった意味でもまず５勝できた事は良かったです。キッカケが欲しいという馬については、こちらが焦ると良くないですから。ゆったり構えて考えてあげられる時間ができた事で、よりベストな条件を見つけてあげられたら、と思いますね」

厩舎の看板馬ドライスタウトは、フェブラリーＳに参戦予定

－今週のゴダイリキ（日曜東京10Ｒ）もその１頭になります－
「前走は番組の都合もあり、２走前の勢いで1200ｍでも流れに乗れると思って期待したのですが、甘くはなかったですね。忙しくて鞍上に申し訳なかったです。遠征で頑張った目に見えない疲れもあったように思います」

－リフレッシュして今年はここからスタート－
「３走前もそうでしたが、あまり押していくと良くないので２走前のように前の集団をみる形が理想になってきます。ひと息入れてココを目標にうまく調整はできました。速い時計に課題を残していますが、４角を自分のリズムでゆったりと迎える形になれば終いは脚を使ってくれると思います」

現級好走歴も豊富なゴダイリキが1400ｍで反撃ムード

－最後に、これからの抱負を－
「レースに向けて少しでも良い準備と良い舞台で走らせてあげることができれば。今年は昨年の升より少し大きな升へ、そしてまた来年はその升が少しでも大きくなれば…。コツコツと焦らずゆっくり違った世界が見えるようになれば、嬉しいですね」と、いつもの笑顔で対応してくれた牧浦調教師だった。（栗東厩舎取材班：菅幸治）