【阪急杯】横山典ルプリュフォール「直線ズドン」の可能性 松永幹師の“教え”実を結ぶとき

とっておき〇〇馬
阪急杯

阪急杯:とっておき穴馬

栗東の安打製造機 那谷TM

ルプリュフォール

「とにかく折り合いが難しく、過去には暴走した実績もあったほどだが、うまく抑え込んで末脚を生かすレースを教えてきたことがようやく実を結びつつある。こういうタイプはメンバーレベルが上がって流れが速くなった方が競馬もしやすいもので、実際に重賞初出走となったスワンSでは、内の馬に張られて外へ外へと進路を取らされるロスがありながらも3着と好走。続く前走の阪神カップでは、出遅れて置かれたこともあって直線では内をついたものの、前が詰まって一度も追えるシーンがなかった参考外の一戦で、“あそこから外へ持ち出しても届かなかったろうし、一か八かで内をついたジョッキーの判断は間違いではなかった”と松永幹師も振り返っていた。仕切り直しとなる今回も、おそらく後方で脚を溜める形となるはずだが、テンの3ハロンが33秒台後半あたりで流れてくれれば、直線でズドン!も十分にありうると見た」

ルプリュフォール

末脚に賭けるルプリュフォールは買っておきたい1頭

那谷明弘

筆者:


1970年神戸市生まれ。慶応大学文学部卒。95年入社。美浦で時計班として所属したのち、96年秋から栗東トレセンで取材を担当。夏の小倉出張は10年を越える。予想は「競走馬の強さはラップに現れる」、馬券は「血統と確率論の理解が必須」がモットー。