東京・芝コースに昨年との大きな違いが… 波乱必至のNHKマイルC

【データで勝つ!重賞レース完全攻略】
現3歳世代のマイル重賞はほとんどが1馬身差以内での決着という接戦ばかり。それだけにNHKマイルCはチャンスのありそうな馬が多く揃った。京都新聞杯&新潟大賞典も掲載!

重賞データ攻略
京都新聞杯日本ダービー新潟大賞典

NHKマイルC

 昨年は単勝1.9倍のミッキーアイルが逃げ切ったものの、2着に17番人気、3着に12番人気の馬が入る波乱の結末。過去10年で延べ10頭もの2桁人気馬が馬券に絡んでおり、波乱度の高いレースといえる。最も1着馬候補として信頼が置けるのは前走・NZT組で、過去5年の成績は以下の通り。

  • 前走・NZT組〔3.1.1.31〕連対率 11.1%

 ただし、連対率でみると10%ほどしかなく、前走でマイル戦以外を走っていた馬が数多く絡んでいて、しっかりとした取捨選択が必要になる。勝ち馬の実績的には重賞勝ち(過去5年で4頭)、例外である2013年の勝ち馬マイネルホウオウはOP勝ちとGII3着の実績はあった。となれば、素直にNZT1~3着のヤマカツエースグランシルクアルマワイオリが軸馬として良さそうではある。

また、今開催の東京の芝コースについて考えてみると、脚質別の成績は以下の通り。

脚質 成績 勝率
逃げ 〔0.2.3.17〕 0.0%
先行 〔4.9.4.58〕 5.3%
差し 〔13.10.13.104〕 9.3%
追込 〔5.1.2.85〕 5.4%

昨年の同期間がどうだったかというと、

脚質 成績 勝率
逃げ 〔4.2.3.14〕 17.4%
先行 〔7.6.8.65〕 8.1%
中団 〔9.13.9.93〕 7.3%
後方 〔3.2.3.87〕 3.2%

明らかに差し系統の馬に有利な馬場状態へシフトしている。ならばNZTで上がり3F最速と、末脚が際立っていたグランシルクを1着候補に据えたい。

 そして近年、穴をあけた馬の特徴としては「朝日杯で上位入線、または上位人気だったが近走不振で人気落ち」のパターンか、「OP勝ちの実績があり、重賞でも上位入線があるにも係わらず人気薄」の主に2パターン。前者は、2013年8番人気3着のフラムドグロワール、2012年15番人気3着のクラレント、2010年5番人気2着のダイワバーバリアン。後者は、2014年17番人気2着のタガノブルグ、2013年10番人気1着のマイネルホウオウ。前者のパターンの馬はそこそこ人気を集めそうなだけに、今回は後者のパターンを手広く狙う手もアリか。

結論

グランシルク
ダノンメジャー
ナイトフォックス
ニシノラッシュ
フミノムーン
マテンロウハピネス
レンイングランド

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