メジャーエンブレムは消し! データ班は厳選5頭で万券狙い

重賞データ攻略
NHKマイルカップ

 桜花賞からメジャーエンブレム、皐月賞からはロードクエストが参戦。多彩なメンバーが一堂に会し、3歳マイル王を決めるに相応しい一戦となった。

前走マイル以上が第一関門

 トライアルレースであるニュージーランドTからの好走馬もいれば、皐月賞などの別路線組の好走馬もいて、何処から入ればいいのか迷いがちなレース。ひとまず、前走別の成績から見てみよう。

前走別成績(過去10年)
ニュージーランドT〔5.2.3.58〕
毎日杯〔2.1.0.5〕
皐月賞〔1.2.2.19〕
桜花賞〔1.0.0.7〕
アーリントンC〔1.0.0.1〕
スプリングS〔0.2.1.4〕
橘S〔0.1.1.14〕
ファルコンS〔0.1.0.6〕
フラワーC〔0.1.0.0〕
マーガレットS〔0.0.1.15〕

 流石にニュージーランドT組が優勢だが、その他の半数はバラバラな臨戦過程。しかし、距離別の成績で見るとハッキリしてくる。

前走距離別成績(過去10年)
1400m〔0.2.1.30〕
1600m〔7.2.3.75〕
1800m〔2.4.1.13〕
2000m〔1.2.4.23〕

 基本的には前走でマイル以上の距離を走っていた馬が中心。だが、先に距離延長組について検討しておきたい。

距離延長組で狙うとしたら…

過去10年、前走1400mからの距離延長で馬券に絡んだのは以下の3頭。

2006年3着 キンシャサノキセキ 前走・マーガレットS 1番人気4着
→マイルではジュニアC(中山芝1600m)1着

2013年2着 インパルスヒーロー 前走・ファルコンS 2番人気1着
→マイルでは新馬戦(新潟芝1600m)2着

2014年2着 タガノブルグ 前走・橘S 1番人気1着
→マイルではアーリントンC(阪神芝1600m)4着

 前走で上位人気に推され、なおかつ掲示板以上は確保していたい。その条件を満たした上でマイル実績もあるのは、シゲルノコギリザメティソーナブレイブスマッシュの3頭。

ティソーナ

ティソーナは1400mで連勝中だが、マイル以上の距離実績も十分ある(緑帽、撮影:日刊ゲンダイ)

皐月賞&桜花賞組を考える

 皐月賞からの臨戦で馬券に絡んだ5頭のうち4頭はここでの人気が3番人気以内だった馬。また、その3頭は皐月賞での着順が1桁着順だった。それならば、ロードクエストを嫌う理由はあまりない。

 桜花賞組についてだが、過去10年で馬券に絡んだのは2007年に17番人気で1着と大穴をあけたピンクカメオのみ。桜花賞で4着だった馬が2頭参戦しているが、5着、6着と敗れている。視点を変えて、過去10年の阪神JF勝ち馬がNHKマイルCに参戦したケースを見ていこうと思ったが、実はゼロ。では、クイーンC勝ち馬というと、1頭だけ(17着)。未知な部分も大きいが、メジャーエンブレムを買うなら1着固定、それ以外は買わない、位のスタンスの方が良さそう。

ニュージランドT組は敗退組から狙う

 過去10年で全体の3分の1にあたる10頭が馬券に絡んでいるニュージーランドT組。しかし、1着馬が馬券に絡んだのはわずかに1例のみ。それも無敗のカレンブラックヒルだけと考えると、やはり中山のマイルと東京のマイルでは求められる資質が違うということだろう。

 馬券に絡んだ10頭中9頭はニュージーランドTで0.5秒差以内、8頭は4番人気以内だった馬。レインボーラインはニュージーランドTで4番人気5着(0.1秒差)。この組で買うならこの1頭。

結論

シゲルノコギリザメ
ティソーナ
ブレイブスマッシュ
ロードクエスト
レインボーライン

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