「皐月賞馬ジオグリフ超え！」の“好タイム”で新馬勝ちダノンエアズロックに★６つ【２歳馬チェック】

高額馬が期待通りのデビューＶ　ダノンエアズロック

６/11 (日) 東京５R ２歳新馬 芝1800m
ダノンエアズロック　牡　馬体重：466kg
★★★★★★　６点
騎手：D.レーン　　厩舎：(美浦)堀宣行
生産：ノーザンファーム
馬主：ダノックス
父：モーリス
母：モシーン（Fastnet Rock）

　昨年のセレクトセール１歳セリで最高額４億5000万円で落札され、単勝オッズは1.4倍と注目を集めたデビュー戦。好スタートを決めて一旦はハナを切る形となったが、途中から内の馬を行かせて２番手でガッチリと抑えての追走。多少ハミ掛かりのいい面をみせてはいたが、折り合い面は許容範囲。稍重の新馬戦で1000ｍ通過が60秒９と比較的流れたが、終始余裕のある手応え。直線半ばで前をパスすると、最後は後続の追撃を１馬身1/4差振り切って見事に初陣を飾った。勝ち時計１分48秒１は、６月の東京芝1800ｍの２歳戦で歴代最速となる好時計。

堂々と直線押し切った良血馬ダノンエアズロック

・馬体診断
　馬体重は466キロ。体高はそこまで高くはないが、骨格はしっかりして筋肉の質感も良い。前進気勢も豊富にありパワフルなフットワークで、体型的な面も考えてももう少し短いところが合う印象。ＤＤＳＰ（ノドの疾患）の症状もあるとの事で、今後も順調に調整できるかが鍵になりそう。

・血統診断
　父はモーリス。母モシーンは豪ＧＩ４勝の名牝。半姉にマイル重賞３勝、ヴィクトリアマイルでも２着したプリモシーンがいる。血統背景に加え、ラスト１Ｆでラップが落ちた点からも距離はマイル位が合っていそうだ。

【将来性まとめ】→ 同じ６月東京開催の芝1800ｍの新馬戦でジオグリフがマークした勝ち時計１分48秒２を稍重ながら上回ってきた。まだ素質だけで走っている感は否めないが、スピードとパワーを兼ね備えており、成長と共に瞬発力が増してくれば期待は膨らむ。