6月東京の新馬戦で「歴代2位」の好タイムを叩き出した白毛アマンテビアンコに★6つ【2歳馬チェック】
白毛馬が期待に応えるデビューV アマンテビアンコ
6/17 (土) 東京6R 2歳新馬 ダート1400m
アマンテビアンコ 牡 馬体重:534kg
★★★★★★ 6点
騎手:C.ルメール 厩舎:(美浦)宮田敬介
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング
父:ヘニーヒューズ
母:ユキチャン(クロフネ)
ゲート入りを嫌がったりする面はみせたが、スタートは速くすぐさま流れに乗ると外目をスムーズに追走。道中は前の馬を壁にし我慢を利かせると、直線ではロスなく外へ。追ってから一気に加速するような瞬発力こそないが、ジワジワとエンジンが掛かって抜け出した先行馬たちを上がり最速タイの36秒5で余力十分に差し切ってみせた。勝ち時計1分25秒5は、6月の東京ダート1400mの2歳新馬戦で歴代2位タイの好時計。良馬場に限定すれば、歴代最速となる好時計勝ちだった。
・馬体診断
534キロの馬体重が示すように、骨格がしっかりとしていて馬っぷりはすこぶる良い。胸前の筋肉量が豊富なため、現状トモに少し物足りなさは感じるが、休養を挟んで成長を促せば秋には更にパワーアップしてくれそう。
・血統診断
父はヘニーヒューズ。母ユキチャンは白毛馬による重賞初制覇を成し遂げた名牝。関東オークスをはじめ交流重賞3勝を挙げた。同じく白毛のGI3勝馬ソダシはいとこにあたる。この血統特有の口向きの硬さはあるが、レースにいっての操縦性は高く、さほど気にする必要はなさそう。
【将来性まとめ】→ 良馬場に限定すれば、勝ちタイムは6月東京開催の新馬戦で歴代最速。大型馬でパワーもあり、血統的にも地方の深いダートをこなせる下地は十分。来年から変革される地方交流重賞に向けても期待の膨らむデビュー戦だった。
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