荒れる重賞・京王杯SCは、高松宮記念で大敗した馬を狙え!
安田記念へと繋がるステップレース。1400mという距離ゆえに、スプリントからマイルから、今年も多彩な顔ぶれが勢揃い。
中心は高松宮記念組
1400mという距離だけに、スプリンターから入るべきか、マイラーから入るべきか、馬券の捉え所が難しいレースである。過去10年で見ると、距離延長組が〔4.2.5.52〕、距離短縮組が〔5.5.4.67〕と、ほんの少し距離短縮組の方が優勢には映るが、それほど強調できるほどでもない。次に、前走別成績を見てみよう。
前走別成績(過去10年)
高松宮記念〔4.1.4.23〕
東京新聞杯〔1.3.0.2〕
ダービー卿CT〔1.1.2.23〕
マイラーズC〔1.1.1.18〕
阪神牝馬S〔1.1.0.5〕
OP特別〔0.2.2.41〕
1600万〔2.1.1.8〕
成績が良いのは高松宮記念組。特に、2年続けて高松宮記念大敗からの巻き返しが成功している点も見逃せない。前走・高松宮記念組について掘り下げると、東京での重賞実績(GII&GIIIなら3着以内、GIなら5着以内)か、東京芝1400mでの勝利実績のどちらかは必須。
となると、昨年の勝ち馬サクラゴスペルとブラヴィッシモが浮上。実績面を考慮して、◎はサクラゴスペルの方に。
相手には1400m巧者を
さて、次は押さえ候補の選定作業。ポイントとして押さえておきたいのは以下の4点。
- 1~3着馬30頭中24頭は芝1400mでの勝利経験あり
→半数の15頭は芝1400mで2勝以上 - 前走1着馬〔3.3.1.18〕
→1~3着馬7頭中6頭は1400m~1800mで勝利 - 今年1走以上
→今年初出走という馬は馬券圏内ゼロ - 前走・ダービー卿CT組
→東京で重賞3着以内があれば着順は不問
オメガヴェンデッタは昨年の当レース3着馬。以降も1400mの重賞でスワンS3着、阪急杯2着と、1400mでの安定感は抜群。
アイラインは東京の芝1400で〔3.0.1.0〕という成績。持ち時計も1分20秒台がある。これは同じく2010年に阪神牝馬S10着からこのレースを制したサンクスノートと同様の特徴。
ヴェルステルキングは1400mの準OPを勝ち上がってきた馬。1400mで3勝を挙げている距離巧者で侮れない魅力がある。
最後に、1400mは今回が初で実績のないサトノアラジンを押さえたい。富士SやエプソムCで2着があり、東京コースとの相性自体は良い。ダービー卿CT組で唯一、東京コースでの重賞実績があるのはこの馬だ。
結論
◎サクラゴスペル
○ブラヴィッシモ
△オメガヴェンデッタ
△アイライン
△ヴェルステルキング
△サトノアラジン
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