ダノンベルーガ以来「史上２頭目」の好記録！シャンパンマークに感じた“高い将来性”【２歳馬チェック】

世代トップクラスの「完成度」シャンパンマーク

10/８ (日) 東京５R ２歳新馬 芝2000m
シャンパンマーク　牡　馬体重：482kg
★★★★★★★★　８点
騎手：戸崎圭太　　厩舎：(美浦)蛯名正義
生産：社台ファーム
馬主：青山洋一 氏
父：キズナ
母：メモリアルライフ（Reckless Abandon）

　スタートで隣りの馬に寄られたものの、即座に挽回してリズム良く好位追走。終始リラックスした形で運び、直線半ばでハミをかけはじめ前に並びかけると、ステッキ１発で後続を突き放してみせた。まさに完成度の違いを見せつけるかのような鮮やかな勝ちっぷり。ラスト３Ｆ〔11.7－11.0－11.0〕とハイラップを踏む中、メンバー最速の上がり33秒１で差し切った脚力は非凡。順調に成長していけば、クラシック路線を目指せる好素材だ。

ＧＩ馬の兄と同じ開催で新馬勝ち！シャンパンマーク

・馬体診断
　馬体重は482キロ。馬っぷりが良く、トモの筋肉量も豊富で身体能力はかなり高そう。ラストに右手前から左手前に替える面もみせたが、それでいて真直性には優れており、いい意味で体幹の強さを感じさせた。兄以上に操縦性は高く距離はもちそうで、クラシックディスタンスを意識できる。

・血統診断
　今年のＮＨＫマイルＣ覇者シャンパンカラーの半弟にあたる。配合面では父がダービー馬キズナになったことで「ストームキャットの３×４」のクロスを有しているのは注目ポイント。ドゥラメンテ産駒の兄とは違い、荒々しさがなく距離がもちそうな点に好感。

【将来性まとめ】→ 東京2000ｍの２歳新馬戦で上がり33秒１以下で勝利したのは、ダノンベルーガ以来２頭目。現２歳世代の中でも完成度が高く、クラシック級のポテンシャルを秘めている。