牝馬クラシック路線に「NEWヒロイン登場!」“GI級”の片鱗みせたタガノエルピーダ!【2歳馬チェック】

優馬2歳馬チェック

京都内回り1600mで“史上初”の好記録! タガノエルピーダ

10/14 (土) 京都5R 2歳新馬 芝内1600m
タガノエルピーダ 牝 馬体重:440kg
★★★★★★★★ 8
騎手:団野大成  厩舎:(栗東)斉藤崇史
生産:新冠タガノファーム
馬主:八木良司 氏
父:キズナ
母:タガノレヴェントン(キングカメハメハ)

 逃げ馬の後ろで折り合いに専念し、直線に入り追い出されると鋭く反応。逃げ粘るクランフォードをゴール前でキッチリと捕らえ、見事にデビュー戦を勝利で飾った。着差こそ僅かだったが、後半〔11.8-11.7-11.0-11.0〕のハイラップを踏む中、3着以下は3馬身半以上も離しており、中身は非常に濃い。特にレースの上がり5F57秒9、4F45秒5は破格の一言に尽きる。牝馬クラシック路線に新たなヒロイン候補が登場した。

タガノエルピーダ

タガノエルピーダは一族の代表格に成り得る好素材!

・馬体診断
 馬体重は440キロ。品のあるバランスのとれた馬体。まだまだボリュームアップしてきそうな造りで、兄たち同様に今後の成長に期待したい。レースセンスが高く、多少の距離延長にも対応が利きそう。

・血統診断
 父はダービー馬で海外ではニエル賞を制し、凱旋門賞4着に健闘したキズナ。半兄には武蔵野Sレコード勝ちを含め全8勝を挙げたタガノトネール、デイリー杯2歳Sを勝ち晩年には障害重賞3勝を挙げたタガノエスプレッソがいる。中央でデビューした9頭中8頭が勝ち上がっている優秀な母系出身。

【将来性まとめ】→ 京都内回り1600mの2歳戦において、レースの上がり4F「45秒5」は“歴代最速”。上がり5F「57秒9」もミッキーアイルが勝った2歳未勝利戦に次ぐ好タイム。間違いなくGI級のポテンシャルを秘めている。

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