“不利な大外枠”から類まれな「スピード」で後続を完封！アフィリオンに★６つ【２歳馬チェック】

潜在能力はピカイチ　アフィリオン

10/21 (土) 東京５R ２歳新馬 芝2000m
アフィリオン　牡　馬体重：472kg
★★★★★★　６点
騎手：Ｃ.ルメール　　厩舎：(美浦)古賀慎明
生産：ノーザンファーム
馬主：シルクレーシング
父：サトノダイヤモンド
母：イストワールファム（ローエングリン）

　東京2000ｍの不利な大外枠から好スタートを決めると、一気にハナへ。前半1000通過62秒０のスローに落とし、ジックリと脚をタメると直線も軽く仕掛けられた程度で、後続を圧倒してみせた。ラスト３Ｆ〔11.6－11.2－11.3〕のハイラップを自ら刻んだように、瞬発力も相当。まだ心身共に良化余地を大きく残しており、ポテンシャル自体も高い。

名牝系から新星誕生！アフィリオンが堂々と初陣飾る

・馬体診断
　馬体重は472キロ。体高はそこまでなく全体的に良化途上の印象だが、父譲りのシルエットで成長と共に筋肉にメリハリがついて良くなりそう。クロス鼻革を着用しているように前進気勢の強いタイプで、控えた時の折り合い面に今後の課題を残す。

・血統診断
　父サトノダイヤモンドは菊花賞、有馬記念など重賞６勝。母イストワールファムは芝1800ｍで４勝を挙げた。近親には桜花賞馬ハープスターがおり、二冠牝馬ベガにつながる名牝系。血統的には距離延長は何ら問題ないタイプ。

【将来性まとめ】→ ラストは気合いをつけられたが、ほぼ馬なりで直線を駆け抜け、後続を完封したスピードセンスは非凡。瞬発力も兼ね備えた好素材で、心身ともに幼さが抜け成長してくれば先々まで楽しみは広がる。