【エリザベス女王杯回顧】完勝劇の裏で再確認 「GIを勝てる馬」は“もう1頭”いる
三冠牝馬よりも一足お先に ブレイディヴェーグが古馬を駆逐
前半1000m通過は61秒1の落ち着いた流れ。しかも前の2頭が後続を離していただけに、3番手以降は明らかなスローペースだった。雨の影響が残って内も荒れていた馬場だったが、道中で枠なりにロスなく立ち回った内枠の馬たちが馬番順に上位3着までを占める結果となった。
ブレイディヴェーグは、スタートこそ相変わらず一息だったが、最内枠を利してリカバーし、最初のコーナーで5番手のポジションを確保。イメージよりも前で運ぶ形となったが折り合い自体はスムーズだった。直線でも、最後に追い出しを待たされた前走とは違って楽に抜け出し、着差以上の完勝。今日のようなレース運びができるのであれば、相手のレベルがもうワンランク上がっても期待できそうだ。
![ブレイディヴェーグ](https://umakeiba.com/wp-content/uploads/2023/11/20ecf19019c846742b1c60df9fa63b02-640x457.jpg)
1番人気に推されたブレイディヴェーグがキャリア5戦目でGI制覇
2着ルージュエヴァイユは、道中は勝ち馬を前に見る形で、ロスのない立ち回り。オークス以降は2000m以下の距離を使われてきたが、今なら2200~2400mあたりが合っていそうだ。
3着ハーパーは、瞬発力勝負となっては分が悪いだけに、前々で運んで勝ちに行く競馬。ただ、勝ち馬にこれだけ巧く立ち回られては仕方なく、持ち味は出し切れたように思う。
4着ライラックは、自分の競馬に徹して流れを味方に付けることこそできなかったが、ラストの脚は目下の充実ぶりを示すものだった。
5着ジェラルディーナは、パドックからイレ込んでスタートも一息。最後は地力でここまで持ってきたが、まだいい頃の状態に戻っていなかったか。
サリエラは、上位とは枠順やコース取りの差とも言えるもので、直線では目立つ伸び脚を見せていた。順調に使っていくことができれば、重賞はおろかGIにも手が届いていい馬であり、今後も目は離せない。
馬場TM
![](/wp-content/themes/simplicity/images/yosoka/yosoka_12_184x184.jpg)
7/27(土)新潟1R
払戻金 92万5000円
的中買い目を見る
土屋(競友)
![](/wp-content/themes/simplicity/images/yosoka/yosoka_48_184x184.jpg)
7/21(日)福島1R
払戻金 65万5200円
的中買い目を見る
菅TM
![](/wp-content/themes/simplicity/images/yosoka/yosoka_19_184x184.jpg)
7/20(土)福島11R
払戻金 41万4000円
的中買い目を見る
優馬 2歳馬チェック
優馬 2歳馬チェック
6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!