キズナ、エイシンヒカリを生んだ黄金配合　キャスパリーグに★６つ！

牡馬を撃破！　母父ストームキャットのディープ娘　キャスパリーグ

6/11(土) 阪神5R 2歳新馬 芝1400m
キャスパリーグ　牝　馬体重：432kg
★★★★★★　6点〔ＯＰクラス〕
騎手：藤岡佑　厩舎：(栗) 浅見
生産： 明治牧場
馬主： 杉山忠国
父ディープインパクト
母レジェンドキャット（Storm Cat）

好スタートを決めても無理せずに抑えつつ中団へ。２Ｆ目に10秒8を計時し、前後半３Ｆのラップが35秒2－35秒7だから、少し速いペースか。道中はジックリと構えて、直線では前を行く１番人気馬の外に出してアッサリと抜け出した。牝馬ながら力強いフットワークで、ラスト２Ｆも11秒8－11秒8なら上々。素質も十分だが、それ以上に完成度の高さが目に付いた。

黄金配合から生まれたキャスパリーグ(青帽)が牡馬を破って新馬勝ち（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

430キロ台という馬体重には見えない、丸みがあってボリューム感のある馬体。やや前後が詰まり気味だが、これも父と母父との配合でよく見られる特徴でもある。長目の繋だがシッカリとした蹄など、脚回りの見た目からは道悪も巧そう。気性的には2000ｍ位でもこなせてしまいそうだが、馬体的には1400ｍ～1600ｍ向きか。

血統診断

母は未勝利だったが、祖母はＧII・ドイツオークスを勝ち、GIでもガネー賞２着、アラルポカル３着などの実績がある。近親には今年の京成杯で２着に入ったケルフロイデがいる血統。父と母父との相性の良さは今更だが、本馬は血統表にノーザンダンサーの名前が３つ入る形。これはジェンティルドンナやショウナンパンドラなどにも見られるポイントで、勝負強さを感じさせる血統背景。

馬券の狙い目→マイルはOK。完成度の高さを武器に阪神ＪＦや桜花賞路線でも期待できる。