波乱必至の函館スプリントSは、2桁着順からの巻き返しにご用心

重賞データ攻略
函館スプリントS

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

 開幕週のスプリント戦ながら、昨年は豪快な追い込みが決まったレース。北海道シリーズの開幕ダッシュを決めたいところだが、データ班の結論は…?

開幕週でも差し・追い込みが優勢?

 昨年は道中最後方にいたティーハーフが華麗に追い込みを決めるなど、開幕週に移動してからというもの、一概に前が有利とはいえない結果に。函館開幕週に移動後の過去4年を振り返ると、

2012年 前半3F34秒3 後半3F35秒1
1着 ドリームバレンチノ 通過順 6-4
2着 ロードカナロア 通過順 4-4
3着 ビスカヤ 通過順 11-10

2013年 前半3F34秒1 後半3F34秒4
1着 パドトロワ 通過順 2-2
2着 シュプリームギフト 通過順 5-5
3着 フォーエバーマーク 通過順 1-1

2014年 前半3F33秒8 後半3F34秒7
1着 ガルボ 通過順 9-6
2着 ローブティサージュ 通過順 12-13
3着 クリスマス 通過順 12-10

2015年 前半3F33秒0 後半3F35秒3
1着 ティーハーフ 通過順 16-14
2着 アースソニック 通過順 14-14
3着 レンイングランド 通過順 11-12

 要因としては函館のコース形態とジョッキー心理が挙げられる。芝1200mはスタートしてから緩やかに登り勾配のあるコースであり、前有利の意識がオーバーペースを作り出しやすい、と考えられる。迷ったら差し・追い込み系の馬をマークしたい。

近年は波乱傾向で…

 昨年は2着に14番人気、3着に12番人気が入り、3連単は100万近い配当に。日程変更のアオリなのか、傾向も少し変わってきた。

年齢別成績(2012~2015年)
3歳〔0.0.2.5〕
4歳〔0.2.0.2〕
5歳〔2.1.1.21〕
6歳〔1.1.1.9〕
7~8歳〔1.0.0.8〕

年齢別成績(2008~2011年)
3歳〔1.1.0.8〕
4歳〔2.0.1.3〕
5歳〔1.0.1.14〕
6歳〔0.2.2.8〕
7~8歳〔0.0.0.10〕

 開催時期が早くなったことが、3歳馬とクラス再編直後の4歳馬にはややマイナスに働いているように見える。ただし、近2年は3歳馬が3着に来ており、あくまで連軸で考えるなら5歳以上、というイメージか。

 近4年の傾向をもう少し掘り下げると、前走1200m組の〔2.2.1.25〕に対して、距離短縮組が〔2.1.3.14〕と、率的には距離短縮組が上。また、近4年の勝ち馬は前走を勝ち上がってきた馬か、GI・GIIで「2桁人気&2桁着順」だった馬が巻き返しに成功、というパターン。

 ちなみに、「前走2桁人気かつ2桁着順」という馬は近4年で〔2.1.3.13〕いう成績である。以上のポイントからファントムロードエポワスが浮上。

 3歳馬から相手候補を選ぶなら、オデュッセウスシュウジ。近2年でともに3着だった3歳馬2頭の共通点は1200mでOP・重賞勝ちがあって、今回が距離短縮というもの。シュウジはピッタリ当てはまるし、オデュッセウスは前走を勝っているものの、それがマイナスとは言えない。

オデュッセウス

昨年デビュー勝ちを収めた函館開幕週で重賞初Vを狙うオデュッセウス(撮影:日刊ゲンダイ)

 昨年の当レースを追い込んで勝ったティーハーフ、メンバー中唯一のサクラバクシンオー産駒ローレルベローチェも要マーク。サクラバクシンオー産駒は過去5年間の函館芝1200m戦でトップの〔13.12.14.103〕という成績。昨年の勝ち馬ティーハーフは最初の項目で挙げた「差し・追い込み有利」のポイントから押さえに。

結論


ファントムロード
エポワス

相手
オデュッセウス
シュウジ
ティーハーフ
ローレルベローチェ

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

弥生賞「45万」フラワーC「14万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

優馬2歳馬チェック

優馬2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬(現3歳馬)を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。