新種牡馬ルーラーシップ産駒に大物誕生？ 圧勝ダンビュライトに★６つ

ルーラーシップ×サンデーサイレンスが放つ輝き　ダンビュライト

7/9(土) 中京5R 2歳新馬 芝1600m
ダンビュライト　牡　馬体重：464kg
★★★★★★　6点〔ＯＰクラス〕
騎手：松若　厩舎：(栗) 音無
生産： ノーザンファーム
馬主： サンデーレーシング
父：ルーラーシップ
母：タンザナイト（サンデーサイレンス）

素質馬が揃い、ハイレベルな戦いが予想されたが、当日の中京は雨の影響で不良馬場。直前の３歳未勝利が１分39秒５だから、１分40秒７という走破時計は悪くない。ちなみに、古馬500万では芝2000ｍが２分６秒０、芝2200ｍで２分20秒１という決着だった。決して道悪がベストではないが、好位追走から持ったまま先頭に立ち、残り200ｍで仕掛けるとアッサリ突き離して５馬身差で圧勝。良馬場のキレ味勝負でも良いパフォーマンスが出来るはず。

２着に５馬身差をつけて不良馬場のデビュー戦を制したダンビュライト（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

父ルーラーシップの初年度産駒だが、馬体のサイズや見栄え的には母系の影響を受けていそう。成長してくれば兄ラブラドライト（父キングカメハメハ）のように中長距離型になりそう。馬体に重苦しさはなく、脚元の柔軟性も高い。不良馬場での勝ち上がりだが、軽い馬場での瞬発力勝負こそが真価を発揮する舞台だろう。

血統診断

母は３勝、兄姉１頭ずつが４勝して準ＯＰまで出世している。その母の妹弟にはアロンダイト（ＪＣダート）やクリソプレーズ（マリアライト、クリソライト、リアファルの母）がいる。その２頭は父がエルコンドルパサーということで、この血統はキングマンボとの相性が良いのだろう。父ルーラーシップはエアグルーヴの息子だが、ノーザンテースト～トニービン～キングカメハメハと重ねられ、サンデーサイレンスの血を持たない種牡馬。今後も母父ＳＳ系との配合で素質馬をバシバシ送り出してくるはずだ。

馬券の狙い目→距離延長はＯＫ。前々での競馬もできるタイプで、紫菊賞（京都芝2000ｍ）など、決め手の問われるコース・条件で狙いたい。