【オールカマー】馬券になっても「驚く要素ない」穴の1頭 “自己ベスト”への不安の声も「無問題」

とっておき〇〇馬
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オールカマー:とっておき穴馬

オススメ穴のまさファイル 久光TM

キラーアビリティ

「なかなか完全復活!とはいかない2021年のホープフルS勝ち馬だが、元々の気性からくるポカはあれど、2走前のサウジでのパフォーマンスを見る限り、力が減退している印象はない。古馬になってからの成績を振り返ると、大阪杯での2度の大敗は力量的な壁とも言える要素はあるだろうが、残りの敗戦は59キロを背負っての2戦と明らかに畑違いの富士S、そしてドウデュースに0.5秒差の京都記念と2走前サウジでのネオムターフC2着。そのネオムターフCでは勝てなかったとはいえ、後にダルマイヤー大賞を勝つカリフ、同じくコロネーションCを勝つことになるルクセンブルクに先着しているのだから、冒頭の通り、力量に衰えが無いのは察せられるだろう。最終追いでマークした自己ベストの追い切り時計に“折り合いの不安”を陣営も口にしたが、この年齢でこのキャリアをしてこれだけ動けている点を個人的には好意的に捉えたい。言い換えれば、折り合えさえ付けば無問題なのである。長々述べた戦歴と今のキラーアビリティの状態からして、今回の相手で見劣りは一切なく、別定57キロで走れるのであれば、好走して驚く要素は一つもない」

キラーアビリティ

折り合いさえつけばGIウィナーの能力を見せられそうなキラーアビリティ

久光匡治

筆者:


2001年入社。美浦ポリトラック・芝担当の時計班。時計を採る傍ら、想定班としても厩舎取材に出る業界でも稀な二刀流トラックマン。好きな馬券はワイド。現在、グリーンチャンネル『ケイバどーも』に出演中。