【シリウスS】「オメガギネスより買い」に納得の理由 明らかに“本格化”した1頭

とっておき〇〇馬
シリウスS

シリウスS:とっておき推奨馬

栗東の安打製造機 那谷TM

ロコポルティ

「4歳の5月に2勝クラスを勝ち上がってから、3勝クラスを勝つまでに丸2年近く、実に12戦も要した馬。その間の足踏みを考えると今年3月の3勝クラス勝ちも重ダートの適性の高さでハマっただけかもしれず、良馬場では怪しいと思われた前走の平城京Sでしたが、終わってみれば2戦連続の圧勝劇でした。しかも2戦とも加速ラップでの優秀な内容で、明らかに本格化したと言える内容。時計も、同じ舞台だったオメガギネスの三宮Sと同タイムながら、馬場差を考慮すればこちらが上と判断できます。早い時期から活躍するヘニーヒューズ産駒としては珍しいタイプですが、このあたりは母の父キングカメハメハから受け継いだ晩成の血が騒ぎ出したのかもしれません。人気のオメガと2キロのハンデ差もあるのであれば、狙って損はないでしょう」

ロコポルティ

3勝クラス勝ちの舞台は、今回と同じ中京1900mだったことも好要素のロコポルティ

那谷明弘

筆者:


1970年神戸市生まれ。慶応大学文学部卒。95年入社。美浦で時計班として所属したのち、96年秋から栗東トレセンで取材を担当。夏の小倉出張は10年を越える。予想は「競走馬の強さはラップに現れる」、馬券は「血統と確率論の理解が必須」がモットー。