欧州の一流種牡馬ドバウィの仔　トリリオネアに★６つ

期待度高いドバウィ産駒　トリリオネア

11/27(日) 東京1R 2歳未勝利 芝1400m
トリリオネア　牡　馬体重：466kg
★★★★★★　6点〔OPクラス〕
騎手：柴田善　厩舎：(美) 小島太
生産：Darley
馬主：H.H.シェイク・モハメド
父Dubawi
母Many Colours（Green Desert）

初戦よりもスタートは出たが前半は馬なりで後方へ。内枠でもあり直線で外に出す競馬を選択したが、狭い所に入りかけて残り400ｍでもまだ前が開かず。残り300ｍ付近で進路が開き、ラスト１Ｆで素晴らしい末脚を繰り出し、前を行く２頭をアッサリと差し切ってみせた。良馬場とはいえ中間の雨に加え最終週の馬場。この時計、この上がりは優秀で、決め手勝負なら上のクラスでも。

馬体診断

マイラーだった父の産駒らしく、重心が低めで前後もコンパクトにまとまった体型。やや太い位に見せるほどだが、筋肉のボリュームは素晴らしく一目でマイラーと分かる。パドックでは初戦時よりも集中力があって脚捌きも良く見えたあたり、上積みが大きかった印象。多少荒れた馬場はこなすが、雨馬場はマイナス。距離は1400ｍ～1600ｍ、それ以上は向かないだろう。

血統診断

母はアイルランドのＧIIIで２着がある。父ドバウィは貴重なドバイミレニアムの後継で種牡馬としても大成功。ドバイシーマクラシックでドゥラメンテを下したポストポンドの父でもあるが、マイルで活躍した自身と同様に全体的には1600ｍ～2000ｍあたりで活躍する馬が多い。日本での産駒は数少ないものの、芝・ダート問わず短距離馬が多く、本馬も例外ではなさそう。

馬券の狙い目→マイルまではこなせるが、1400ｍが丁度良い。クロッカスＳ（東京1400ｍ）やファルコンＳ（中京1400ｍ）のような決め手の生きる条件で。