フィエロ、モーリスは評価ダウン 安田記念は前走レースに注目

重賞データ攻略
安田記念鳴尾記念

 これまでの話をまとめると、人気所ではフィエロは頭では買いづらいし、モーリスも実績のないダービー卿CT組。同年のダービー卿CTを走った馬は安田記念で〔1.0.0.19〕という成績で、ショウワモダンの1着があるのみ。しかし、モーリスにはそんな不利なデータを覆す可能性があるかもしれない。

 古馬の芝マイル重賞は着差がつきにくく、今年行われたレースではダービー卿CT以外、全て1~2着がタイム差なしの決着だった。0.3秒差以上の着差がついたのですら、2013年1月の京都牝馬S以来のことである。勝ち時計・ラスト1F10.9秒という数字はともに馬場改修後の中山で最速であり、4~5着のエキストラエンドブレイズアトレイルを物差しにしても、力が抜けている可能性は否定できない。ダービー卿CTでのパフォーマンスから、要注意の存在だろう。

 前走が左回りのGIで4着以内だったのはミッキーアイルケイアイエレガント。NHKマイルC勝ちの実績があるミッキーアイルを◎に。そしてモーリスは▲の評価。以降、連下には京王杯SC1~2着のサクラゴスペルヴァンセンヌ。マイラーズC敗退組からは東京コースに勝ち鞍のあるエキストラエンドクラレントを押さえてみたい。

結論

ミッキーアイル
ケイアイエレガント
モーリス
サクラゴスペル
ヴァンセンヌ
エキストラエンド
クラレント