1勝馬だらけ京成杯は、キャリア3~4戦の馬で勝負!
年末のホープフルSと同じ条件で時期も近いのがこの京成杯。とはいえ、皐月賞を目指す若駒にとって重要なステップであることに違いはない。1勝馬が大半を占める混戦メンバーをデータ班はどうジャッジする?
キャリアは“多すぎず少なすぎず”が理想
ホープフルSで2着に入ったマイネルスフェーンがいるものの、2勝馬自体はアダムバローズ1頭だけという今年のメンバー構成。過去10年で1勝馬は9頭が連対、それに対して2勝馬は11頭が連対。ただし、連対率では1勝馬の8.7%に対して2勝馬が25.5%と、大きな開きがある。
キャリア別成績(過去10年)
1戦〔0.0.1.13〕
2戦〔0.1.2.23〕
3戦〔5.5.2.24〕
4戦〔4.3.1.16〕
5戦〔0.1.2.19〕
6戦〔1.0.1.13〕
7~10戦〔0.0.1.8〕
最大のポイントとして挙げたいのが「キャリアの数」。連対馬でみれば20頭中17頭がキャリア3~4戦だった馬。多すぎるキャリアは消耗を招くし、少なすぎるキャリアも経験不足を招くということだろう。今年のメンバーでキャリア3~4戦なのはアサギリジョー、アダムバローズ、ガンサリュート、ベストリゾートの4頭。
馬券の鍵は前走にある
馬券に絡んだ馬のステップをみると、ホープフルSなど比較的間隔の短い組の好走も目立つが、それほど統一性はない。近年は2歳の中距離路線が再整備されており、この点から絞り込むのは中々難しい。
過去10年を振り返ると、クラスを問わず前走1着馬が〔6.4.7.51〕で連対馬の半数を占めている。今年のメンバーで前走1着馬は5頭いるが、その中でキャリア3~4戦なのはガンサリュートだけ。ペルシアンナイト、リスグラシュー、カデナといずれも重賞戦線で活躍する馬達と戦ってきた経験はプラスに働くだろう。
では、前走で敗れていた馬はどうか。ここで着目したのが「着差」である。
前走2着以下だった馬の着差別成績(過去10年)
0.0秒差〔0.0.0.1〕
0.1~0.2秒差〔1.2.1.13〕
0.3~0.5秒差〔3.3.1.7〕
0.6~0.9秒差〔0.1.1.32〕
1.0秒差以上〔0.0.0.12〕
0.6秒差以上の着差をつけられているとガクッと成績が落ちる。その一方、0.5秒差以内であれば〔4.5.2.21〕と、前走で敗れていたグループの大半をカバーできる。先ほどと同じく、キャリア3~4戦の馬だとベストリゾートが浮上。この2頭を軸としたい。
相手候補には以下のポイント参考に4頭をピックアップ。
京成杯のポイント(過去10年)
前走1800m~2000m(連対馬20頭中17頭)
前走上がり3F2位以内(連対馬20頭中15頭)
1800m~2000mで1着経験(1~3着馬30頭中28頭)
クラスを問わず3番人気以内の経験(1~3着馬30頭中26頭)
500万以上のレースで連対経験(1~3着馬30頭中20頭)
一番最後の項目は新馬・未勝利勝ち直後の馬でなければ満たしておきたいところ。これらを合わせると、アダマンティン、サンティール、サーベラージュ、マイネルスフェーンの4頭が候補に挙がる。
結論
軸
ガンサリュート
ベストリゾート
相手
アダマンティン
サンティール
サーベラージュ
マイネルスフェーン
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