フルゲートのフィリーズR 実績断然レーヌミノルの取捨は…
阪神JFの上位2頭がチューリップ賞を選択したことにより、桜花賞のチケットを求めてフィリーズレビューに各馬が殺到。大混戦が予想されるが、データが導き出した本命馬は?
前走マイル組が優勢
12頭立てだったチューリップ賞とは一転、こちらはフルゲートの18頭立てとなった。まずは基本的なデータから傾向を探っていきたい。
前走クラス別成績(過去10年)
新馬・未勝利〔0.0.0.13〕
500万〔3.4.3.47〕
OP特別〔2.2.3.29〕
GII・GIII〔1.1.1.26〕
GI〔4.3.3.15〕
前走距離別成績(過去10年)
1200m〔0.0.0.29〕
1400m〔1.4.3.39〕
1600m〔9.6.7.61〕
前走のクラス別成績を見ると、新馬や未勝利勝ち直後といった馬は流石に厳しい。また、前走500万組は前走1着馬が〔2.4.3.29〕だから、前走で勝っていないのはマイナス。前走の距離では意外にも1600mからの距離短縮となる馬の方が優勢。特に勝ち馬に関してはここから選びたい。
実績面のポイントは2点!
例年、桜花賞を目指す有力馬はチューリップ賞を使うことが多く、このレースではそれほど実績面のハードルは高くない。過去10年で重賞3着以内の実績があったのは30頭中7頭だし、阪神コースで1着経験があったのはわずか3頭だけ。実績面の条件となるのは基本的に以下の2点。
フィリーズレビュー1~3着馬のポイント(過去10年)
- 2勝以上(1~3着馬30頭中26頭)
- 芝・ダート問わず1400mで3着以内(1~3着馬30頭中24頭)
◎は人気だがレーヌミノルを指名したい。前年の阪神JFに出走していた馬は当レースで〔4.3.6.36〕。阪神JFで3着以内だった馬に限ると〔2.0.0.3〕で、この2頭の勝ち馬にはスプリント重賞での連対実績という共通点があった。また前年の小倉2歳Sで3着以内に入っていた馬は当レースで〔3.0.0.4〕。1着候補ならこの馬だろう。

有利なデータが揃ったレーヌミノル(撮影:日刊ゲンダイ)
前走6着以下は割引き!?
次に馬券のポイントとなりそうなのは前走の着順。過去10年のデータは以下の通り。
前走着順別成績(過去10年)
1着〔2.4.4.51〕
2着〔2.1.0.7〕
3着〔0.0.2.11〕
4~5着〔3.4.2.14〕
6~9着〔1.0.1.24〕
10着以下〔2.1.1.27〕
過去10年で前走6着以下だった組は〔3.1.2.51〕と、それなりの数が馬券に絡んではいるが、その6頭中5頭は前走がGIだった馬。それ以外なら「前走5着以内」が必須と言える。
前述の「2勝以上」&「芝・ダート問わず1400mで3着以内」の2点と合わせて考えると、相手にはアズールムーン、カラクレナイ、タガノカトレア、ベルカプリ、ジューヌエコールの5頭が浮上する。
結論
◎レーヌミノル
△アズールムーン
△カラクレナイ
△タガノカトレア
△ベルカプリ
△ジューヌエコール
板子TM

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