千四重賞・京王杯スプリングCは、千四巧者におまかせ!
安田記念の前哨戦だが、1番人気は過去10年で僅かに1勝だけ。1400mという距離もあって難易度が高くなりがちなレース。データ班の決断は如何に?
問われる高松宮記念組の取捨
過去10年で1番人気は〔1.0.1.8〕と心許ない成績だが、その代わり2~3番人気は60%、50%という複勝率をマークしている。11番人気以下が〔0.1.1.67〕、馬連万馬券を記録したのも10年間で2回だけと、大荒れ自体は少なく、小穴~中穴を仕留められるかがポイントに。
前走レース別成績(過去10年)
高松宮記念〔3.1.4.24〕
ダービー卿CT〔2.0.1.22〕
東京新聞杯〔1.3.0.1〕
マイラーズC〔1.2.1.17〕
前走クラス別成績(過去10年)
1600万〔2.1.1.10〕
OP特別〔0.2.2.39〕
GIII〔3.3.1.37〕
GII〔2.3.2.24〕
GI〔3.1.4.25〕
最も多く馬券に絡んでいるのが高松宮記念組。そこで2着以内に好走していた馬は3頭全てが馬券圏外。馬券に絡んだのは3着以下に敗れていた馬であるが、高松宮記念で1番人気だった馬は2008年3着のスズカフェニックス、2011年3着のジョーカプチーノと、2頭ともに馬券圏内。トーキングドラムについては後述するが、高松宮記念1番人気3着のレッドファルクスは、3着候補としてマークしたい。
好走馬のパターンは2つ!
近5年に焦点を当てると、好走馬のパターンは2つ。まず1つは1400m巧者。過去5年の1~3着馬15頭中11頭に「芝1400mで連対経験」があった。さらに掘り下げると、芝1400mで1着(11頭中10頭)、連対率40%以上(11頭中10頭)の2点がポイントか。今年の出走メンバーでは下記の馬達がこのパターン。
グランシルク 芝1400m〔2.0.0.1〕連対率66.6%
サトノアラジン 芝1400m〔2.0.0.0〕連対率100%
トウショウドラフタ 芝1400m〔5.0.0.3〕連対率62.5%
トーキングドラム 芝1400m〔2.4.0.4〕連対率60.0%
トーセンデューク 芝1400m〔1.0.0.1〕連対率50.0%
ブラヴィッシモ 芝1400m〔4.3.3.4〕連対率50.0%
レッドファルクス 芝1400m〔1.1.0.3〕連対率40.0%
上記のうち、前走で1600万を勝って臨むのがトーセンデューク。このレースはGIIの割に前走が1600万だった馬も馬券に絡んでいるが、前走で2着馬とのタイム差が0.0秒だった馬は〔0.0.0.4〕。前走のレコード勝ちは立派だが、即通用はどうか?
今回が初の1400m戦なら…
芝1400mに実績があった馬は過去5年で11頭だが、それ以外の4頭はというと、すべて「初の芝1400m戦」だった馬。この4頭に共通していたのが、同年・前年に東京コースの重賞で連対実績があること。
2012年1着 サダムパテック 前年の皐月賞で2着(2011年は東京開催)
2013年1着 ダイワマッジョーレ 2走前の東京新聞杯で2着
2015年2着 ヴァンセンヌ 前走の東京新聞杯で1着
2016年1着 サトノアラジン 4走前の富士Sで2着
今回が初の芝1400mになる馬はキャンベルジュニアとダンツプリウスの2頭。前者は東京コースで〔2.1.0.0〕、後者は昨年のNHKマイルCで0.3秒差4着があるが、「同年・前年に東京コースの重賞で連対実績」という条件はクリアしていない。もっとも、今回のメンバーでこの条件をクリアしているのが昨年の覇者サトノアラジンだけなので、芝1400m重賞を2戦2勝の彼に◎を託したい。
結論
◎サトノアラジン
△グランシルク
△トウショウドラフタ
△トーキングドラム
△ブラヴィッシモ
△レッドファルクス
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