最有力ミッキークイーンの取捨は… ヴィクトリアMデータ予想
3頭のGI馬はすべて5歳馬。強敵といえるこの3頭に立ち向かうのが、世代交代を狙う4歳勢だが…。波乱の結末も多いヴィクトリアマイルをデータで徹底分析!
4歳馬と5歳馬の戦い
ここ2年はストレイトガールが6~7歳での連覇を果たしたが、このレースの傾向としては異例。牝馬のレースということもあり、馬券に絡んだ馬の大半は4~5歳馬である。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔6.7.2.73〕
5歳〔2.2.6.43〕
6歳〔1.1.2.26〕
7~8歳〔1.0.0.7〕
4歳と5歳を比較すると、連対馬で考えれば4歳馬の方が優勢。ただし、複勝率で見れば5歳馬が若干上回る。今年は5歳馬が上位人気を占めそうなだけに、波乱の可能性もあるか?
また、関東馬が〔3.3.3.59〕に対して関西馬が〔7.7.7.90〕と、関西馬が優勢。ただし、騎手に関しては関東騎手〔8.4.6.67〕、関西騎手〔2.5.4.77〕となっており、過去10年の勝ち馬の半数は関西馬×関東騎手という組み合わせだった。
1600mで重要度アップの阪神牝馬S組
昨年、ステップレースの阪神牝馬Sが1400mから1600mへと距離延長。そしてその昨年は阪神牝馬S組がワンツー。それまでも最重要ステップとして存在していたが、更に重要度が増す結果となった。
前走レース別成績(過去10年)
阪神牝馬S〔3.4.2.52〕
中山牝馬S〔1.1.2.11〕
大阪杯〔1.1.1.2〕
ダービー卿CT〔1.0.1.4〕
高松宮記念〔1.0.1.7〕
福島牝馬S〔0.1.2.36〕
さて、この阪神牝馬S組。過去10年で1着馬は〔1.0.0.8〕と不振、2着馬こそ〔0.1.2.7〕という成績だが、馬券に絡んだ残り5頭は阪神牝馬Sで8着以下に敗れていた馬。ただ、前走の人気では9頭中8頭が阪神牝馬Sで5番人気以内だった。
この点から言えば、阪神牝馬Sで2番人気15着だったクイーンズリングがヴィクトリアマイルでの巻き返しを決める、という筋書きは十分に有り得る。そもそも、前走の敗因が馬場であり、鞍上も最後はレースをやめていたから消耗も少ないはず。
一方、馬券に絡んだ阪神牝馬S組の9頭中7頭は東京のマイル戦に実績があった馬。5頭は重賞連対、2頭は準OP3着以内があった。阪神牝馬S組でこれらの実績があったのは、昨年の当レース2着馬ミッキークイーンだけ。昨年と同じ臨戦過程でもあり、軸からは外せない。
相手候補は4頭をピックアップ!
阪神牝馬Sの次に出走数が多い福島牝馬S組。数の割りに苦戦傾向だが、突如として穴をあけるケースもある。
ヴィクトリアマイルで好走した福島牝馬S組
2009年 11番人気2着 ブラボーデイジー 福島牝馬S1着
2013年 5番人気3着 マイネイサベル 福島牝馬S2着(0.0秒差)
2015年 18番人気3着 ミナレット 福島牝馬S5着(0.2秒差)
ポイントは勝っているか、負けていても0.2秒差以内であること。今年の勝ち馬ウキヨノカゼは7歳馬。スプリント戦でも実績があるのはストレイトガールとも被るが、データ的には割引き。この組からはそのウキヨノカゼと同タイム2着だった4歳馬フロンテアクイーンを狙いたい。
冒頭で述べた関西馬×関東騎手という組み合わせは2頭いるが、デンコウアンジュは前走の福島牝馬Sが0.4秒差4着。それならば阪神牝馬Sで8番人気8着のアットザシーサイドの方に食指が動く。
また、前走が牡馬混合の重賞(海外含む)という馬が過去10年で12頭も馬券に絡んでいるが、そのうち7頭はGI馬。12頭全馬がGI3着以内の実績馬だった。7歳馬のスマートレイアーを除けば、ルージュバックとレッツゴードンキがこのパターンである。
結論
軸
クイーンズリング
ミッキークイーン
相手
フロンテアクイーン
アットザシーサイド
ルージュバック
レッツゴードンキ
久光TM
凱旋門賞(GI)
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
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持木TM
スプリンターズS(GI)
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菅TM
キーンランドC(GIII)
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