紐荒れが狙えるエプソムC 3着馬の条件×4とは…
昨年はルージュバックがオトコ馬を一蹴。一昨年の上位2頭、エイシンヒカリ、サトノアラジンはともにGIウイナーに登り詰めた。中距離路線に新星誕生なるか、注目の一戦。
4歳馬&2番人気以内なら堅軸
このレースの大きな特徴は2つ。4歳馬の活躍と、比較的堅い決着が多いこと。
年齢別成績(過去10年)
4歳馬〔7.5.2.20〕
5歳馬〔2.3.1.41〕
6歳馬〔1.2.3.36〕
7~8歳〔0.0.4.40〕
人気別成績(過去10年)
1番人気〔4.3.1.2〕
2番人気〔3.2.1.4〕
3番人気〔0.3.1.6〕
4番人気〔2.1.1.6〕
5番人気〔1.0.0.9〕
6番人気以下〔0.1.6.113〕
クラス再編直後にも関わらず4歳馬が圧倒的に優勢。裏を返せば、賞金が半減してもOPに在籍する実績&実力があるからこその成績とも言える。人気面では連対馬の20頭中19頭が5番人気以内。4歳馬が2番人気以内に支持されていれば〔5.3.1.4〕で連対率は61.5%。ただし、3着馬については10頭中6頭が6番人気以下と、紐荒れの傾向が強い。
連対のための条件
1800mという距離ゆえにマイル路線組と中距離路線組が顔を合わせるレースではあるが、ステップ別の成績は以下の通り。
前走レース別成績(過去10年)
マイラーズC〔3.2.1.7〕
新潟大賞典〔2.2.5.28〕
都大路S〔2.0.2.10〕
ヴィクトリアマイル〔1.0.0.5〕
メイS〔0.2.0.20〕※2015年のモンゴル大統領賞を含む
また、近5年の連対馬に絞って見ていくと、10頭中9頭に「近5走以内に重賞で3番人気以内」に支持された経験があった。例外のサトノアラジンにしても6走前にGIIで2番人気に支持されていた。今年の4歳馬でこれに該当するのは以下の2頭。
アストラエンブレム 3走前・京都金杯2番人気4着
マイネルハニー 前走・小倉大賞典3番人気16着
アストラエンブレムは前走のメイSで2着。当レースでのメイS組が全体的に不振なのは気になる所だが、メイSで3番人気以内かつ2着以内なら〔0.2.0.1〕と信頼度は十分。3走前の京都金杯ではマイネルハニーに先着しており、ここは人気に逆らわず◎を。
同じく、過去5年の連対馬の条件としては重賞3着以内(10頭中9頭)、東京コースで3着以内(10頭中9頭)、1800mで連対(10頭中9頭)が挙げられるが、4歳馬の次に連対馬を多く出している5歳馬ではベルーフがこれらの条件をクリア。メイS組というのを気にしないのならクラリティスカイも候補に挙がる。
高配当ゲットのための3着馬探し
冒頭でも述べたが、連対馬に関しては比較的堅く収まるのがこのレースの特徴で、過去10年の馬連平均配当は1326円。よって高配当を期待するなら3着馬で穴を狙うしかない。過去10年、6番人気以下で3着に好走した6頭のポイントは挙げてみる。
6番人気以下で3着に好走した馬のポイント(過去10年)
- 近5走以内にOP連対か、重賞で5着以内or0.5秒差の実績(6頭全馬)
- 6歳以上(6頭中5頭)
- 前走が重賞(6頭中5頭)
- 前走で敗れていても11着以内(6頭全馬)
以上の条件をクリアしたのは以下の2頭。
フルーキー 前走・新潟大賞典4番人気4着(0.3秒差)
レッドレイヴン 前走・函館記念2番人気9着、2走前・巴賞1番人気1着
前走が重賞であることに拘らなければ、当レースと相性の良い都大路S組なども視野に入っては来るが、点数を絞るなら上に挙げた7歳馬2頭を3着候補に押さえたい。
結論
◎アストラエンブレム
○マイネルハニー
▲ベルーフ
△クラリティスカイ
△フルーキー
△レッドレイヴン
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