荒れるか堅いか、難解ハンデ戦・北九州記念 データ班はこの馬に◎
3年前は大荒れで3連単が400万近い配当になったかと思いきや、一昨年は1、2番人気での決着。そして去年は1200m戦になって初めて関東馬が勝利と、一筋縄ではいかないハンデ戦・北九州記念にデータ班が挑む!
極端な脚質は割引き
小倉の芝1200mといえば、下り坂はあっても登り坂はないという小回りのコース。その分、前半のペースも上がりがちで、特にこのレースは差しが決まる傾向にある。
脚質別成績(過去10年)
逃げ〔0.0.0.10〕
先行〔4.4.3.30〕
差し〔5.5.5.52〕
追込〔1.1.2.43〕
4角の通過位置で見ると、4角5番手以内が〔4.6.4.43〕、それに対して4角7~12番手が〔6.3.4.40〕とほぼ互角。上に挙げたデータの通り、逃げ切るのは難しく、極端な追込み型も割引き。馬券の中心は先行~差しで間違いないだろう。
数多いアイビスSD組の取捨
当レースでは前走1着馬が〔3.5.6.21〕で複勝率が40%。臨戦過程こそ様々だが、夏競馬らしく勢いのある馬は注意しておきたいもの。とはいえ、まずはその臨戦過程について。
前走レース別成績(過去10年)
アイビスSD〔3.1.2.46〕
バーデンバーデンC〔2.0.1.12〕
CBC賞〔1.1.3.22〕
佐世保S〔0.1.1.3〕※1600万時のみ
1000万〔1.1.2.5〕
1600万〔1.6.1.22〕
OP特別〔4.1.1.23〕
GIII〔4.2.5.78〕
GI・GII〔0.0.1.7〕
最も多く馬券に絡んでいるのがアイビスSD組だが、前走1着馬が〔1.1.2.2〕、前走1番人気馬が〔2.1.1.1〕と高い好走率。今年はこれに該当する馬がいないので、例外に目を向けてみる。
アイビスSDで敗退した馬が北九州記念で好走したのは2例。その2頭は前々走でCBC賞4着、シルクロードS3着と重賞で好走していた。それならば前走のアイビスSD4着、2走前のCBC賞3着のアクティブミノルをマーク。昨年の高松宮記念4着時のように、控える競馬もできるタイプだ。
勢い重視で前走は1600万でも
連対馬7頭を送り出している前走・1600万組も侮れない。馬券に絡んだのは8頭だが、前走で連対していたのは8頭中6頭、前走で1番人気に支持されていたのも同じく6頭。そのどちらも満たしていなかったのは1頭だけで、前走連対か前走1番人気をクリアしていれば十分勝負になるとみていい。
今年のメンバーではダイアナヘイロー、ツィンクルソード、ファインニードルの3頭が該当するが、信頼度なら前走の水無月Sを1番人気1着したファインニードルだろう。前走は57.5キロのトップハンデを背負い、ビリーヴの持つレコードと同タイムで駆け抜けてみせた。他馬とは最低でも2.5キロの斤量差があったことからも、通用する可能性は高い。
小倉で激走をオレハマッテルゼ!
小倉の芝1200mで上位の種牡馬と言えば、ダイワメジャー・サクラバクシンオー・アドマイヤムーン・ヨハネスブルグといった種牡馬達だが、オレハマッテルゼ産駒も侮れない。同馬の産駒はこの条件で〔8.10.7.50〕、連対率24.0%、複勝率33.3%。何より単勝回収率207%、複勝回収率179%が素晴らしい。
このレースでも2017年に13番人気で2着に激走したメイショウイザヨイや、昨年3番人気3着のオウノミチなど、3頭中2頭が好走。オウノミチは今年も同じく54キロでの出走となるが、鞍上の松山Jは過去3年間の小倉芝1200mでトップの16勝、佐々木晶厩舎も2位タイの6勝とデータ面も更に後押し。
もう1頭のオレハマッテルゼ産駒キングハートはレコード決着だった前走の函館SSで2着。当舞台は〔1.2.0.0〕と相性の良さは証明済みで、中谷Jとも〔4.4.0.2〕なら再度好走を期待。
結論
◎ファインニードル
△アクティブミノル
△ダイアナヘイロー
△ツィンクルソード
△オウノミチ
△キングハート
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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