サマー2000最終戦・新潟記念は、シリーズ制覇を目論む“本気馬”を狙え!

重賞データ攻略
新潟記念

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 サマー2000シリーズの最終戦とあって、シリーズ制覇を懸けた熱い直線の攻防が見所の一戦。昨年こそ上位人気馬同士の決着となったが、荒れるハンデ重賞であり、データ班のジャッジは?

1番人気は苦戦傾向

 過去10年で1番人気が〔1.1.0.8〕と明らかに苦戦。昨年こそ1~2番人気での決着となったが、一筋縄ではいかない。2番人気が〔2.1.0.7〕ではあるが、3~4番人気がそれぞれ〔0.0.2.8〕、〔0.0.1.9〕と上位人気は軒並み不振。5~10番人気が〔6.8.5.42〕という成績だから、馬券は中穴を積極的に取り入れていきたい。

ハンデは重い方が安定

 関東馬と関西馬で比較すると、1~3着まですべて半数の5頭ずつが馬券に絡んでおり、東西は互角。次にポイントに挙げたいのはやはりハンデか。

斤量別成績(過去10年)
51キロ以下〔0.0.0.9〕
52キロ〔2.1.0.12〕
53キロ〔0.0.1.20〕
54キロ〔0.2.2.28〕
55キロ〔2.1.4.22〕
56~56.5キロ〔5.4.0.22〕
57キロ〔0.1.3.10〕
57.5キロ以上〔1.1.0.15〕

 52キロの2勝はともに牝馬によるもので、牡馬&セン馬は53キロ以下が〔0.1.1.26〕と手が出しにくい。55キロ以下〔4.4.7.91〕に対して56キロ以上が〔6.6.3.47〕だから、ある程度のハンデを背負っている方が安定感が増す。

勝利への条件

 サマー2000シリーズの最終戦という事で「勝てば優勝」だったり、「○着以内で優勝」といった馬もいて、各陣営の思惑が交錯するレースでもある。まずは勝ち馬の条件について整理してみたい。

新潟記念1着馬のポイント(過去10年)

  • 重賞連対実績(10頭中8頭)
  • 芝2000mで1着(10頭中8頭)
  • 芝の左回りで1着(10頭中8頭)
  • サマー2000シリーズのいずれかに出走(10頭中9頭)

 実績面の他では、やはりサマーシリーズを経由してきた馬の強さが光る。上に挙げた4点を全てクリアしたのはマイネルフロストルミナスウォリアーの2頭だけ。どちらも近走の重賞戦線で安定した成績を収めており、シリーズ制覇へ力の入る一戦。

マイネルフロスト

勝てば逆転でサマー2000シリーズ制覇の可能性もあるマイネルフロスト(撮影:日刊ゲンダイ)

相手候補にも同様の条件を

 次に2~3着候補について考えてみたい。

新潟記念2~3着馬のポイント(過去10年)

  • 重賞3着以内(20頭中16頭)
  • 芝2000mで1着(20頭中18頭)
  • 芝の左回りで1着(20頭中17頭)
  • 3歳馬〔0.0.0.5〕、8歳以上〔0.0.0.13〕
  • 前走から1~1.5キロの斤量減〔0.0.0.24〕
  • 57.5キロ以上かつ6歳以上〔0.0.0.13〕

 前述の1着候補2頭を除くと、上記のポイントで無条件に拾えるのはソールインパクトトーセンバジルハッピーモーメントの3頭。ウインガナドルマイネルスフェーンは当レースで実績のない3歳馬、ラストインパクトは高齢&重ハンデがマイナス要素。

 その他に条件をクリアしていたのがロイカバードだが、前走の1600万は2着。当レースの過去10年で前走・1600万組は〔1.3.0.16〕だが、馬券に絡んだ4頭は全て前走1着馬。この組で前走1番人気1着だった馬が〔1.2.0.2〕だから、ここはむしろその前走でロイカバードを負かしたロッカフラベイビーこそ狙い目か。重賞ではフラワーC4着が最高だが、2着からハナ+アタマ差。その他の条件はクリアしており、押さえる価値は十分だろう。

結論

1着候補
マイネルフロスト
ルミナスウォリアー

相手候補
ソールインパクト
トーセンバジル
ハッピーモーメント
ロッカフラベイビー

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