紫苑Sデータ予想 中山芝2000の実績が飛び抜けている厩舎とは…
本番に直結しないトライアルとして有名だった紫苑Sだが、GIIIに昇格となった昨年、ここを使われた2頭が秋華賞でワンツーという結果が出た。秋華賞トライアルとしての株は急上昇↑で、今年も見逃せない一戦になりそうだ。
重賞昇格で傾向は変わる?
昨年はローズSを勝ったオークス馬シンハライトが離脱という状況もあったにせよ、秋華賞本番で紫苑S組のワンツー決着となり、GIII昇格初年度に相応しい結末を見た。とはいえ出走馬の多くは1~2勝馬で、春のクラシック後は休養に充てていた馬がチラホラ、というのが基本的なメンバー構成。その前走の内訳は以下の通り。
前走レース別成績(新潟開催時を除く過去9回)
未勝利〔0.0.0.4〕
500万〔3.3.6.57〕
1000万〔3.3.0.13〕
1600万〔0.0.0.1〕
OP特別〔0.1.0.5〕※スイートピーS〔0.1.0.1〕
GIII〔0.2.0.5〕
GII〔0.0.0.3〕
GI〔2.0.3.19〕
こうして見ると、やはり条件戦組が中心ではあるが、重賞昇格の昨年はやや傾向も変わったようで…!?
これからはオークス組がトレンド?
その昨年の上位3頭はというと…、
2016年
1着 ビッシュ 前走・オークス 5番人気3着(0.1秒差)
2着 ヴィブロス 前走・500万 3番人気1着(0.7秒差)
3着 フロンテアクイーン 前走・オークス 12番人気6着(0.4秒差)
1、3着馬が前走・オークス組で、それも比較的上位に健闘していた馬だった。更に言えば、この2頭はともに中山コースでの勝ち鞍があった。今年のメンバーでオークスに出走していたのは以下の馬たち。
紫苑Sに出走する今年のオークス出走馬
4着 ディアドラ 9番人気(0.7秒差)、2走前
7着 ブラックオニキス 17番人気(1.3秒差)、前走
8着 マナローラ 16番人気(1.5秒差)、前走
11着 カリビアンゴールド 14番人気(1.7秒差)、2走前
16着 ホウオウパフューム 7番人気(2.6秒差)、前走
このうち、中山で勝利経験があったのはマナローラ、カリビアンゴールド、ホウオウパフュームの3頭。
中山芝2000mのデータでアノ馬が浮上!
新潟開催の2014年を除く過去9回で、連対馬の実績について調べたが、重賞3着以内の実績があったのは僅かに3頭。同様に1000万での好走歴もそれほど必要とされてはいないが、必須と言えるのは500万勝ち。連対馬18頭のうち、OP勝ちがあった2頭を除く16頭に500万勝ちがあり、16頭中14頭が3番人気以内での勝利、16頭中11頭が上がり3F2位以内での勝利だった。
次に見ていきたいのが中山芝2000mのデータ。
騎手別成績(中山芝2000m、過去3年)
戸崎圭〔16.15.11.61〕→ルヴォワール
田辺〔12.12.11.50〕→ホウオウパフューム
柴山雄〔11.7.5.59〕
内田博〔10.7.3.54〕
ルメール〔10.6.5.9〕
厩舎別成績(中山芝2000m、過去3年)
堀〔11.4.2.35〕
加藤征〔7.8.2.25〕
鹿戸〔7.5.8.37〕
奥村武〔6.5.0.13〕→ホウオウパフューム、ライジングリーズン
戸田〔5.7.7.32〕→ジッパーレーン
ここで目立つのが奥村武厩舎。連対率45.8%は上位厩舎の中でも飛び抜けている。田辺Jも中山芝2000mの成績が良く、ここはホウオウパフュームを◎としたい。
同じく奥村武厩舎のライジングリーズンは、1600mだがここ中山でGIII、OPと連勝。中山芝2000mでトップの戸崎圭Jが騎乗するルヴォワールはこの舞台で2戦2勝。この2頭も押さえておきたい。
結論
◎ホウオウパフューム
△マナローラ
△カリビアンゴールド
△ライジングリーズン
△ルヴォワール
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