ダート重賞シリウスS データ班◎は好走ポイントをクリアしたアノ馬
ダート路線の世代交代を目論む次世代の強豪達が集結。勢いある上がり馬に昨年の好走馬、秋の大一番へ向けて好スタートを切るのは一体どの馬か?
近年は平穏な決着続きだが…
ここ3年は1~3番人気以内同士での決着で馬連配当も3年連続で800円台。過去10年で2桁人気馬の激走がなく、ハンデ戦とはいえ突拍子もない荒れ方は期待できない。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.1.1.9〕
4歳〔2.1.3.15〕
5歳〔4.2.3.31〕
6歳〔1.5.3.26〕
7~8歳〔0.1.0.27〕
ハンデ別成績(過去10年)
52キロ以下〔0.0.1.13〕
53キロ〔2.0.0.9〕
54キロ〔3.0.0.23〕
55キロ〔1.1.3.22〕
56キロ〔3.3.1.20〕
56.5~57キロ〔0.4.0.10〕
57.5キロ〔1.1.2.2〕
58キロ以上〔0.1.3.9〕
勝ち馬候補として考えるなら、「3~5歳」「53キロ~56キロ」がひとつの目安。6歳以上や56.5キロ以上となると、やや勝ち切れないケースが増えてくる。また、今回が斤量減だった馬が〔7.1.4.53〕なのに対して、斤量増だった馬が〔1.4.5.17〕。好走率こそ高いものの、こちらも勝ち切れていないのが実情。
勢いのある馬に注目
次にステップ別の成績を見てみよう。
前走レース別成績(過去10年)
オークランドRT〔5.0.0.5〕※ハンデ戦時代を含む
エルムS〔1.1.1.12〕
BSN賞〔0.2.0.3〕
阿蘇S〔0.1.3.18〕
1600万〔6.0.0.8〕
OP特別〔1.3.5.55〕
GIII〔3.4.2.26〕
GII〔0.1.2.2〕
GI〔0.0.0.3〕
とにかく目立つのが、前走が準OP戦だった馬。高い勝率を誇っているが、これら6頭中5頭は前走1着馬で、その前走の共通点は「上がり3F3位以内」かつ「0.1秒差以上の着差で勝利」の2つ。1着候補として考えるなら、前走のオークランドRTを勝って臨むドラゴンバローズだろう。「5歳」「54キロ」「今回が斤量減」と前述のポイントもクリア。
前走が重賞なら実績面に要注意
2~3着候補を考えるなら前走が重賞だった組も侮れない。過去10年で〔3.5.4.32〕と2~3着馬の約半数を占めているからだ。これらの馬のポイントと言えるのは実績面。以下の2点を重視したい。
前走・重賞組のポイント
- OP以上で1着(12頭中11頭)※例外の1頭は交流GII勝ち馬
- 重賞連対実績(12頭中11頭)※例外の1頭は交流GIII勝ち馬
上記を踏まえると、ピオネロ、ミツバ、モルトベーネの3頭が浮上。牝馬のタイニーダンサーは地方での実績はあるものの、中央のOP以上での実績がないのが割引き材料だろう。この3頭の中で唯一、56キロという斤量なのがピオネロ。特に昨年の当レースでは本馬が56キロで2着に対して、ミツバは54キロで4着。勝ち切れないタイプだが、ハンデの兼ね合いを考えれば対抗評価に。
ハンデの重い馬は紐に
過去10年で57キロ以上の馬は〔1.5.5.20〕。なんだかんだ言っても2~3着馬の半数はハンデの重い実績馬だったりもする。今年はトップハンデが57.5キロで、マスクゾロ、ミツバ、モルトベーネが3頭横並び。
マスクゾロは言うまでもなく昨年の覇者。ミツバは前述の通り昨年4着だが、2走後に同舞台のベテルギウスSを快勝している。モルトベーネは前走のアンタレスS(阪神ダ1800m)を勝っているが、そこで2馬身突き放した2着馬がその後、エルムS~コリアCを連勝。これら実績上位の3頭を押さえに入れておきたい。
結論
◎ドラゴンバローズ
○ピオネロ
△マスクゾロ
△ミツバ
△モルトベーネ
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