アルテミスSで「前走新馬勝ち」は不利!? 推奨はこの5頭

重賞データ攻略
アルテミスS

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 新設されてから6年目を迎えるアルテミスS。昨年の勝ち馬リスグラシューは阪神JF、桜花賞、秋華賞で2着。2着馬からは2頭の桜花賞馬が誕生しており、来春のクラシックを占う重要な一戦。

経験値がポイント

 この時期ともなれば2戦、3戦とレースを経験している馬も多く、それは傾向としてもハッキリと現れている。

前走クラス別成績(過去5年)
新馬〔0.1.1.19〕
未勝利〔3.1.1.9〕
500万〔0.1.1.21〕
OP特別〔1.1.1.11〕
重賞〔1.1.1.10〕

 新馬勝ち直後で臨んだ馬が意外にも苦戦傾向。それとは対照的に、未勝利を勝って臨んだ馬が好成績。更に言えば、キャリア2戦目で未勝利勝ちなら〔3.1.1.6〕と信頼度が上がる。そして馬券に絡んだ5頭のポイントは初戦にある。

2012年3着 ウインプリメーラ 新馬戦3番人気2着 上がり3F1位
2014年1着 ココロノアイ 新馬戦1番人気2着 上がり3F2位
2015年1着 デンコウアンジュ 新馬戦8番人気5着 上がり3F5位
2016年1着 リスグラシュー 新馬戦1番人気2着 上がり3F1位
2016年2着 フローレスマジック 新馬戦1番人気2着 上がり3F2位

 デンコウアンジュを除く4頭は新馬戦で「2着以内」「3番人気以内」「上がり3F2位以内」が共通点だった。新馬戦で敗れはしたが、しっかりと末脚を伸ばして、ある意味では「脚を測る」ことが出来ていた馬がここで好走していると言えるだろう。

 今年のメンバーではスカーレットカラーが新馬戦で3番人気2着、上がり3F1位だった。その初戦の勝ち馬は次走のOP特別を勝利、2戦目の未勝利勝ち時に負かした2着馬は先週のOPで2着と、レベルの裏付けは十分。

スカーレットカラー

新馬戦で2着に敗れたが内容は良かったスカーレットカラー(奥)(撮影:日刊ゲンダイ)

 同じく新馬2着→未勝利1着で駒を進めてきたのがラテュロス。こちらは新馬戦が4番人気、上がり3F3位と、前述の条件から言えば一歩足りないが、大目に見ても良い誤差の範囲とも言える。

前走・500万以上で狙い目は…

 経験の浅い新馬勝ち直後の馬よりも未勝利組、という論法で行くならば当然、前走が500万やOP・重賞だった馬達も無視できない。過去5年で前走が500万以上のレースだった馬は〔2.3.3.42〕。出走馬の半数以上がこのグループでもある。ここで重要なのはシンプルに前走の着順。

前走が500万以上だった馬の前走着順別成績(過去5年)
1着〔1.1.1.6〕
2着〔0.0.1.8〕
3着〔0.2.1.6〕
4着〔1.0.0.4〕
5着以下〔0.0.0.18〕

 馬券に絡んだ8頭は全て前走4着以内。決して率が良いとは言えないが、前走OP・重賞組に限定すれば〔2.2.2.12〕と信頼度は上昇する。

 シスターフラッグは前走の札幌2歳Sで4着、シンデレラメイクは前走の野路菊Sで3着。どちらも牡馬を相手に見せており、侮れない存在になりそうだ。

○○なら新馬勝ち直後でも

 過去5年で2着に1頭、3着に1頭だけと振るわない前走・新馬組だが、この2頭の共通点は牡馬混合の新馬戦で1番人気1着というもの。2012年4番人気2着のアユサン、2016年5番人気3着のシグルーンと、人気しすぎるということもない。これに合致するグランドピルエットも押さえてみたい。

結論

スカーレットカラー
ラテュロス
シスターフラッグ
シンデレラメイク
グランドピルエット

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