3歳と古馬、どちらを買う? 牝馬頂上決戦“エリ女”をデータで斬る!
今春、ドバイターフを制したヴィブロスを筆頭に、強力なラインナップが揃った古馬勢。これに挑むは秋華賞で激戦を繰り広げた上位3騎。淀の2200mを舞台に最も強い牝馬が決定する。
3歳馬と4歳馬の熱き戦い
秋華賞馬がエリザベス女王杯ではなくジャパンCへ向かうケースもあるが、それでも存在感が光るのが秋華賞組。基本的な構図は3歳馬と4歳馬が中心ということで間違いはない。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔4.4.3.36〕
4歳〔4.3.6.42〕
5歳〔2.2.0.43〕
6歳〔0.1.1.12〕
7歳以上〔0.0.0.6〕
前走レース別成績(過去10年)
秋華賞〔3.3.3.25〕
府中牝馬S〔2.1.3.32〕※GII昇格後のみ
オールカマー〔2.1.0.2〕
京都大賞典〔1.2.0.8〕
1000万〔0.1.1.6〕
1600万〔0.0.0.18〕
OP特別〔0.0.0.6〕
GIII〔0.2.1.31〕
GII〔5.4.4.43〕
GI〔3.3.4.28〕
秋華賞の勝ち馬は過去10年で〔2.1.1.1〕。唯一、馬券を外したのが2014年の勝ち馬ショウナンパンドラだが、この年は秋華賞でクビ差2着だったヌーヴォレコルトがエリザベス女王杯で2着。秋華賞で大接戦でなければ、つまり0.1秒差以上の着差で勝っていれば〔2.1.1.0〕となり、ディアドラの信頼度は高いと見ていいだろう。鞍上の岩田康Jも当レースで2着が3回ある。
それに対して秋華賞2~3着馬は〔0.2.1.6〕。勝ち馬と比べるとやや物足りなさはあるが、秋華賞で上がり3F2位以内だった馬が〔1.1.3.6〕であることや、M.デムーロJが今年のGIで〔4.2.5.5〕、オークス以降8戦連続3着以内という点を考えると、リスグラシュー、モズカッチャンの2頭も押さえておくべきか。
対する古馬勢は実績重視
迎え撃つ古馬勢は貫禄を示したいところ。実績面など馬券のポイントは以下の通り。
エリザベス女王杯のポイント(過去10年)
- 京都・阪神の外回りで連対(30頭中25頭)
- GIで5着以内(30頭中23頭)
- 重賞連対実績(30頭中25頭)
- 前走はGII以上(30頭中25頭)
上に挙げた4点をクリアした中から選んでいきたいが、中でも前走が牡馬混合の重賞だった馬が〔3.4.1.14〕と上々の成績。そのうち前走で3着以内に好走していれば〔1.2.0.1〕となる。京都大賞典1着のスマートレイアー、宝塚記念3着のミッキークイーン、オールカマー1着のルージュバックの3頭がこれに該当。ただ、7歳以上が〔0.0.0.6〕であることから、スマートレイアーはやや割引き。
存在感増す府中牝馬S組
府中牝馬SがGIIに昇格したのが2011年。過去10年のうちGIII時代が〔0.1.1.25〕でGII昇格後が〔2.1.3.32〕なのだから、明らかに存在感が増したと言える。GII昇格後で馬券に絡んだ6頭は以下の通り。
2011年 3着 アパパネ 前走・府中牝馬S 1番人気14着
2012年 1着 レインボーダリア 前走・府中牝馬S 9番人気4着
2013年 3着 アロマティコ 前走・府中牝馬S 1番人気7着
2014年 3着 ディアデラマドレ 前走・府中牝馬S 4番人気1着
2016年 1着 クイーンズリング 前走・府中牝馬S 3番人気1着
2016年 2着 シングウィズジョイ 前走・府中牝馬S 8番人気7着
2頭は1着馬で、もう2頭は1番人気に推されていた馬。また、6頭中5頭は4歳馬だった。前述の実績面も考慮すると、府中牝馬Sで1番人気2着だった4歳馬ヴィブロスがこれにピッタリ。全姉ヴィルシーナが2012年に2着と好走しており、当レースではディープインパクト産駒が〔2.2.3.12〕と血統面も文句ナシ。
結論
軸
ディアドラ
ヴィブロス
相手候補
リスグラシュー
モズカッチャン
ミッキークイーン
ルージュバック
前田(競友)
11/23(土)東京10R
払戻金 12万5320円
的中買い目を見る
馬場TM
11/23(土)東京6R
払戻金 15万4100円
的中買い目を見る
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
的中買い目を見る
小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
的中買い目を見る
三代川編集
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
的中買い目を見る