1番人気が大不振の重賞カペラS データ班イチオシの穴馬は…
中央競馬で唯一となるダート1200mの重賞がこのカペラS。今年はJBCスプリントでも大接戦を演じた浦和のブルドッグボスが参戦。迎え撃つ中央勢も強豪揃いで、砂上の戦いはヒートアップ!
距離短縮組が中心
今年で10回目を迎えるカペラS。過去9回で1番人気が〔0.1.1.7〕と大不振。昨年こそ3→2→1人気で決着したが、2014年には馬連5万超えの大波乱が起こるなど、浮沈の激しいレース。まずは臨戦過程から整理していこう。
前走距離別成績(過去9年)
1200m〔0.3.2.61〕
1400m〔7.5.5.39〕
1600m〔2.1.2.10〕
前走が今回と同じ1200mだった馬が不振で、勝ち馬も含めて馬券対象の多くは今回が距離短縮だった馬。次にレース毎の成績を見てみると、以下の通り。
前走レース別成績(過去9年)
霜月S〔3.3.2.10〕
武蔵野S〔2.1.2.7〕
オータムリーフS〔2.1.1.10〕※京都オータムリーフプレミアムを含む
JBCスプリント〔0.1.2.8〕
室町S〔0.1.0.16〕
1600万〔1.0.0.12〕
OP特別〔6.6.5.59〕
GIII〔2.1.2.11〕
最も成績が良いのは東京ダート1400mのOP特別・霜月S組。そこで5着以内に入っていれば〔3.2.1.4〕と高い好走率を誇る。今回のメンバーでは霜月S4着のキクノストームがこれに該当。思い返せば2015年の当レース勝ち馬でもあり、近2走を見る限りはまだやれそうだ。
実績面のポイントは…
近年を振り返ると逃げ切りが決まったり、追い込みが決まったり。掴み所の難しさはあるが、好走のポイントは以下の通り。
カペラSのポイント(過去9年)
- 関西馬〔8.6.6.80〕
- 関東騎手〔7.8.5.89〕
- 3歳〔0.0.0.6〕、7歳以上〔0.0.2.33〕
- ダート1200mで1着(連対馬18頭中14頭)
- ダート1400mで1着(連対馬18頭中15頭)
- OP・重賞で1着(連対馬18頭中13頭)
関西馬が優勢ではあるが、騎手は関東、というケースが多い。ただし、関西馬&関西騎手の組合せが悪いということではない。また、3歳馬にとっては敷居が高く、1600万勝ち直後だった4頭も全てが馬券外。高齢馬も同様に苦戦しており、前述のキクノストーム(8歳)を拾った手前、その他の馬に手を広げるのも気が引ける。
実績面では、先に述べた距離短縮ともリンクするが、1200mだけでなく1400mでの実績も欲しい。過去を見返してもこのレースはハイペースが常。1400m位でも乗り切れるような馬でないと厳しいか。
波乱に期待する手も
当レースでは1番人気の不振だけでなく、2番人気も〔1.1.1.6〕と一息。JBCスプリント組がパッとしない成績も相まって波乱傾向は強い。昨年はそのJBCスプリントで3着だったコーリンベリーが1番人気に推されたが、3着が精一杯だった。
冒頭で距離短縮が当レースで優勢と書いたが、今年のメンバーではキクノストーム以外に該当馬はキャプテンシップのみ。OP・重賞での勝利こそないが、1000万時代にOPに格上挑戦して0.1秒差の3着がある。前述の条件面にもピッタリ合致しており、狙って面白い。
関西馬に関東の騎手が騎乗、4~6歳、ダート1200m・1400m両方に勝ち鞍がある、そしてOP・重賞で勝利経験というポイントに当てはまるのはキタサンサジン、ショコラブランの2頭。キタサンサジンは今年、中山ダート1200mで最多勝のサウスヴィグラス産駒。ショコラブランは今春、この中山ダート1200mで1600万~OPを連勝と、プラス材料は十分。
もう1頭挙げるなら人気所だがサイタスリーレッド。騎手が短期免許のシュミノーJという点を除けば、上に挙げた条件は全てクリア。不良馬場&トップハンデの前走は大敗したが、前走を除けばダート転向後は〔5.0.1.0〕。無視はできない。
結論
キクノストーム
キャプテンシップ
キタサンサジン
ショコラブラン
サイタスリーレッド
久光TM
凱旋門賞(GI)
払戻金 19万1600円
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
払戻金 16万4600円
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持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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