エアソミュールは危険!?　枠順が明暗を分ける函館記念で浮上した穴馬

　過去５年の函館芝2000ｍのデータを元に、１～４枠の馬の中から馬券の軸を考えてみよう。まず挙げたいのがダービーフィズ。鞍上の岩田康Ｊはこの条件でトップの15連対。連対率は33.3％、複勝率も44.4％と流石の腕前。父ジャングルポケットはこの条件で勝利数７位、おじのマンハッタンカフェは勝利数３位と血統的に洋芝はプラスに働きそう。

　次点はアーデント。武豊Ｊ騎乗時は２戦２勝と好相性だが、その武豊Ｊ自体が函館芝2000ｍで勝率40.0％、連対率53.3％なのだから更に心強い。不良馬場で も２勝しているだけに、雨予報も歓迎ときた。馬券的妙味も十分だろう。

　ラブイズブーシェは近走が２桁着順続きだが、昨年の覇者であり、函館で３勝を挙げているようにとにかく洋芝巧者。その３勝全てで手綱を取った古川Ｊに戻れば巻き返しは十分にあるだろう。

　外枠を全く買わないという選択肢もあるが、それでは不安だというのならマイネルミラノとレッドレイヴンの２頭を押さえたい。巴賞で１～２着と、前走４着以内の条件をクリアしつつ２～４番人気に収まりそうである。エアソミュールの１番人気でトップハンデという要素を嫌うならこちらに手を出したい。

結論

◎ダービーフィズ
○アーデント
▲ラブイズブーシェ
△マイネルミラノ
△レッドレイヴン

鞍上岩田康が心強いダービーフィズ（撮影：日刊ゲンダイ）