不利なデータは存在するが… 前走GI2着テイエムジンソクの取捨
昨秋のチャンピオンズCでGI制覇まであと一歩に迫ったテイエムジンソク。同じ舞台のGII戦なら負けられないところだが、果たして死角はあるか? データで徹底分析!
チャンピオンズC組のジャッジは?
チャンピオンズCから1ヵ月半近くが過ぎたが、再びこの舞台で行われるGII戦。臨戦過程としてはチャンピオンズCが有力に思えるが、実際はどうだろうか。
前走レース別成績(過去5年)
東京大賞典〔2.1.0.4〕
師走S〔1.1.1.5〕
ベテルギウスS〔1.0.0.6〕
JCダート〔1.1.0.4〕
みやこS〔0.2.0.4〕
チャンピオンズC〔0.0.2.4〕
1600万〔0.0.1.4〕
OP特別〔2.1.2.30〕
GI〔3.2.2.13〕※交流GI含む
意外にもチャンピオンズCから臨んできた馬が一息。「前年のチャンピオンズCに出走」まで条件を広げても、〔1.0.2.6〕と微妙なところ。ただし、馬券に絡んだ3頭にはある共通点があった。
2015年 1番人気1着 コパノリッキー
2走前・チャンピオンズC12着→3走前・JBCクラシック1着
2015年 3番人気3着 インカンテーション
前走・チャンピオンズC10着→2走前・みやこS1着
2016年 1番人気3着 ロワジャルダン
前走・チャンピオンズC4着→2走前・みやこS1着
この3頭の共通点はチャンピオンズCの前走を勝利していること。ちなみに例外の6頭は全てチャンピオンズCの前走で3着以下に敗れていた。みやこSやJBCクラシックなど、レベルの高いレースで勝っていれば、チャンピオンズCの敗戦からの巻き返しが可能と考えることができる。その点から、みやこS1着→チャンピオンズC2着のテイエムジンソクを本命に据えたい。1番人気が過去5年で〔3.0.2.0〕だから、そもそもが逆らいにくい、ということもあるが。
相手候補は前走・OP組を中心に
今年は東京大賞典から臨んでくる馬がゼロ。相手候補として考えるべきなのは過去5年で5頭が馬券に絡んでいる前走・OP組。
東海Sで好走した前走・OP特別組(過去5年)
2013年 1番人気3着 ホッコータルマエ
→前走・フェアウェルS 1番人気2着(0.4秒差)
2015年 9番人気2着 グランドシチー
→前走・師走S 4番人気4着(0.9秒差)
2016年 4番人気1着 アスカノロマン
→前走・ベテルギウスS 3番人気2着(0.3秒差)
2017年 1番人気1着 グレンツェント
→前走・師走S 1番人気1着(0.1秒差)
2017年 10番人気3着 メイショウウタゲ
→前走・師走S 11番人気4着(0.5秒差)
こちらのグループは「前走4着以内」がポイント。条件を満たした馬は〔2.1.2.6〕、反対に前走5着以下だと〔0.0.0.24〕となる。今回のメンバーでこれを満たしたのは師走S1着のディアデルレイ、同4着のクインズサターン、ベテルギウスS3着のシャイニービームの3頭。
穴にオススメの馬とは?
準OP勝ち直後になるが、穴候補に挙げたいのがオールマンリバー。コース改修後の中京ダート1800mのデータを紐解くと、買い要素が満載だからだ。
オールマンリバー 中京ダート〔2.0.0.0〕
藤岡康J→中京ダート1800m〔17.13.7.92〕※1位
五十嵐厩舎→中京ダート1800m〔8.2.3.26〕※4位
キングカメハメハ産駒→中京ダート1800m〔16.23.15.176〕※3位
特にキングカメハメハ産駒は中京ダート1800mの準OP以上のレースだとトップの9連対。準OP勝ち直後で馬券に絡んだのは2014年8番人気3着のマイネルバイカのみだが、同馬は前走の1600万を1番人気1着、中京では1戦1勝と共通点も多い。今年のメンバーなら侮れない存在に。
結論
◎テイエムジンソク
△ディアデルレイ
△クインズサターン
△シャイニービーム
△オールマンリバー
土屋(競友)
JBCスプリント(JpnI)
払戻金 10万3300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
アルゼンチン共和国杯(GII)
払戻金 13万3200円
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土屋(競友)
BCクラシック(米国GI)
払戻金 11万2100円
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田崎TM
京王杯2歳S(GII)
払戻金 12万1590円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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