関西の4歳馬は〔0.0.0.5〕 ダンビュライト消しで、軸候補は…

重賞データ攻略
アメリカJCC

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 復活を期すグランプリホース、ゴールドアクターにミッキースワローをはじめとする強力4歳勢が挑む構図になった今年のAJCC。古豪VS新世代の戦いはどちらに軍配が上がるのか?

高齢馬も侮れないレース

 昨年は4~5歳馬での決着となったが、一昨年は7歳馬同士のワンツー決着。当レースは高齢馬の好走例が比較的多いレースでもある。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔0.2.2.12〕
5歳〔4.0.3.22〕
6歳〔3.1.3.30〕
7歳〔3.3.1.23〕
8歳〔0.4.1.11〕

 連対率は8歳馬がトップの25.0%、次が7歳馬の20.0%である。高齢馬だからといって無闇に評価を下げるのは危険かもしれない。

中心は関東馬

 3年連続で関西馬の連対はゼロ。近年特に顕著になっているのが関東馬有利の傾向だ。

東西別成績(過去10年)
関東馬〔7.8.7.69〕
関西馬〔3.2.3.43〕

 関西馬の4歳馬は〔0.0.0.5〕、5頭全てが1~4番人気であることを考えると、不満な成績。この5頭には中山の外回りコースでの実績がなく、皐月賞3着のダンビュライトとて、同様にマイナス材料であると言わざるを得ない。

ダンビュライト

有力候補の一角ダンビュライト(左)だがデータ面では不利(撮影:日刊ゲンダイ)

人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.1.0.7〕
2番人気〔3.2.2.3〕
3番人気〔1.1.3.5〕
4~6番人気〔3.2.3.22〕
7~9番人気〔1.3.2.24〕
10番人気以下〔0.1.0.51〕

 1番人気がとにかく物足りない。2013年には単勝1.3倍の圧倒的支持を集めたゴールドシップが7着に敗れたように、人気馬は疑ってかかった方が良いのかもしれないが…。とはいえ、1番人気馬の2勝はともに単勝1倍台であった。2~4番人気が〔6.3.6.15〕で複勝率50%。軸にするならこの辺りがベターか。

重要なのはこの舞台での実績

 勝ち馬を振り返ると、ここ8年連続で前走・GII以上のレースを走っていた馬だった。それとは対照的に前走がOP特別だった馬や準OP勝ち直後の馬は苦戦を強いられている。

前走レース別成績(過去10年)
有馬記念〔4.2.1.9〕
中山金杯〔2.2.1.25〕
ディセンバーS〔0.2.2.5〕
1600万〔0.0.2.18〕
OP特別〔0.2.2.23〕
GIII〔2.5.2.31〕
GII〔3.0.2.21〕
GI〔5.3.2.19〕

 前走がOP特別だった馬は同じ中山で行われているディセンバーS以外は馬券に絡めていない。前走・1600万組も3着が2頭のみで、どちらも前走で中山2200m戦を勝っていた馬。昨年3着のミライヘノツバサがこのパターンだが、同馬は中山2200mで〔3.0.0.0〕と抜群の適性を有していた。そういった馬でなければ狙いづらい。

 鍵となるのは中山2200mでの重賞実績。同条件の重賞は当レースの他にオールカマー、セントライト記念の2つ。これらの3レースで1着、もしくは勝ち馬から0.2秒差の実績がある馬は、当レースの過去10年で〔4.2.4.18〕。更に、関東馬で今回7番人気以内ならば〔4.2.3.4〕、連対率46.2%、複勝率69.2%となる。

 上位人気が予想されるミッキースワロー(セントライト記念1着)、ゴールドアクター(オールカマー1着)が馬券の中心。人気面が微妙な所だが、昨秋のオールカマーでともに0.2秒差に健闘しているマイネルミラノショウナンバッハの2頭に加え、一昨年の勝ち馬ディサイファも相手候補に挙がる。この3頭は7~9歳馬だが、高齢馬も侮れないレースゆえに妙味は十分。

結論


ミッキースワロー
ゴールドアクター

相手候補
マイネルミラノ
ショウナンバッハ
ディサイファ

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